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link JHGのブログ JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)

現在データベースには 506 件のデータが登録されています。

feed WELZ SP-300 点検 (2021/2/25 23:45:32)
WELZ SP-300 点検のためお預かりしました。


IMGP1120

分解。

各調整のトリマーです。

IMGP1126

出力の比較・較正です。

WELZ SP-15Mにて 50W指示のとき、

IMGP1122

SP-300にて、ピッタリ50Wを指示しました。


IMGP1124

WELZ SP-15Mにて 100W指示のとき、


IMGP1127

SP-300にて、ピッタリ100Wを指示しました。


IMGP1130

FT-757 7MHz 100Wの状態です。


IMGP1129

100Wです。


IMGP1128

SWR 指示値の較正です。

100Ωのダミーロードにて、SWR 2.0 を指示した状態です。

IMGP1121

点検終了しました。

全く問題ありません。

SP-300は、いい測定器ですね。

IMGP1131


feed FT-747 電源が切れない (2021/2/20 22:03:06)
FT-747 電源が切れないとのことでお預かりしました。

スイッチが動作しないため、電源が入りっぱなしになります。

IMGP1047

電源スイッチ裏側の状態です。

断線したところを修復した跡がありました。

GNDパターンに一部が接触しています。

テスターで導通を確認したところショートはしていませんでしたが心配が残ります。

IMGP1048

コネクターを外したところ、完全にパターンが切れていました。

これをジャンパー線で繋いだわけですね。

IMGP1049

配線をやり直しました。

スイッチの動作自体は正常でした。

ちゃんと切れるし、繋がります。

IMGP1050

電源ユニット取外し。


IMGP1051

スイッチと連動しているリレーの状態です。

透明のプラスチックケースが付いているはずですが、無くなっています。

IMGP1052

接点を曲げて離れないよいうにする細工がしてありました。

これでは電源が入りっぱなしになります。

IMGP1056

ここが離れなくてはいけません。

スイッチで電源が切れるようになりました。

IMGP1057

受信はできますが、送信ができません。

基板のハンダ離れを点検、あやしい場所には再ハンダしました。

IMGP1061

フルターユニット点検。

とくに異常は見当たりませんでした。

IMGP1060

縦に刺さっている基板を外したところ、その下にあるループ線が切断されていました。

元どおりにしました。

IMGP1058

何かカットした形跡を発見。

50Wの改造ポイントらしいです。

これらを見なおしても、まだ送信できない状態です。

IMGP1059

PAユニットのケーブルが外れているのを発見しました。

これでは送信できませんね。 

ガツンとパワーが復活しました。

IMGP1063

パネル照明をLED化しました。

電球色のLEDです。

IMGP1064

点灯確認。


IMGP1072

周波数調整。


IMGP1065

出力 50W


IMGP1070

Sメーター調整。

100dBuV のとき、

IMGP1066

Sメーター 60dBを指示するように調整。


IMGP1069

受信感度。

ー122.0dBm

IMGP1071

基本性能はOKです。

シンプル操作の無線機ですね。

IMGP1073

feed IC-390 SSBの変調がのらない (2021/2/14 22:03:54)
IC-390 SSBの変調がのらないとのことでお預かりしました。

IC-290・390は、アンプ付きダイナミックマイクロホンの仕様です。

普通のノーマルマイクでは十分な変調がかかりませんが、画像のようにR12をカットするとアンプ無しのマイクを使うことが出来るようになります。

R12がカットされており、アンプ無しのコンデンサーマイクが使われていました。

これで良い(使える)のですが、コンデンサーマイクでは少しゲインが足りないようです。

IMGP0958

カットされたR12の抵抗を元に戻し、サービスマニュアルに沿って正しいデビエーションに調整です。

1khzトーン600mVにて4.8khzに調整。

IMGP0959

一緒に付いていたマイクはコンデンサーマイクであることがわかります。

アンプはありませんので付けることにします。

IMGP0964

穴空き基板に部品を組んでゆきます。


IMGP0966

トランジスタ1石のアンプです。


IMGP0968

マイクゲインの調整ボリュームを取付けました。

グルーガンで固定。

IMGP0969

いつでも回せますが、それ用に開発されているボリュームとは違い、頻繁に回すほどの耐久性はないと思います。


IMGP0970

アンプを取付けた状態です。


IMGP0971

アンプ付きコンデンサーマイクの完成です。


IMGP0972

マイクアンプの配線図


マイクアンプFCZ(ECM-ICOM290)

MIC+   1番ピンへ
MIC GND  7番ピンへ

電源は1番ピンから供給されます。

無題

FM・SSBともに変調がかかるようになりました。


IMGP0973

PLL基板を取り外し。


IMGP0960

周波数調整用トリマコンデンサー不良です。


IMGP0961

交換用トリマコンデンサー。


IMGP0962

交換後の状況です。


IMGP0963

周波数ズレを調整しました。

FM・SSBともOKです。

IMGP0974

SSBの変調の掛かりもバッチリです。


IMGP0975


feed STANDARD C501 電源入らない (2021/2/8 22:43:28)
STANDARD C501 電源入らないとのことでお預かりしました。


IMGP0945

分解すると、内部はサビだらけでした。

雨天に使用したか、水をこぼしたのでしょうか。

IMGP0946

ボタン裏側の状態です。

基板表面には多数の緑青がふいています。

スルーホールの断線がかなりあるものと思います。

IMGP0947

ボタン裏側の導電ゴムの状態です。

緑青多数。

IMGP0948

導電ゴム取り外し。


IMGP0949

アルコール洗浄しました。


IMGP0950

基板の緑青は、固くカルシウムのようにこびり付いてなかなか取れません。


IMGP0951

緑青を掻き取り、アルコール洗浄しました。


IMGP0952

断線したスルーホールの修復。

細い線を通して裏表のパターンをつなぎます。

IMGP0957

バックアップ電池放電。

0.5V

IMGP0956

リセット回路が機能不全です。

電源投入と同時にCPUをリセットする仕様なのですが、その機能が失われて復活しませんでした。

電源を切ったあとは毎回、手動でリセットボタンを押してからでないと再び電源が入りません。

IMGP0955

手持ちのジャンク基板もなく、残念ながら修理不能です。


IMGP0953

起動しているときには普通に使えるのに、ほんとうに残念です。


IMGP0954

feed TH-77 電源入らず (2021/2/6 15:08:23)
TH-77 電源が入らないとのことでお預かりしました。


IMGP0923

まずは分解です。


IMGP0924

最初から目立つのは、電解コンデンサーからの液漏れです。

中央のコンデンサー2個から液漏れがあります。

IMGP0925

ニッパーで切断、破壊してから取り外します。


IMGP0926

基板がアルカリ性の電解液で腐食してヒドイ状態です。

TH-77はフィルム基板に部品が実装されています。

ハンダの熱にはたいへん弱いです。

IMGP0927

電解液をアルコール洗浄。

破壊されたパターンをスズメッキ線にて修復してゆきます。

IMGP0929

破壊されたパターンを修復。


IMGP0941

修復により、自由なパターンになってしまうので、それに合わせてコンデンサーの配線を工夫します。

IMGP0930


IMGP0931

フィルム基板に取り付けです。


IMGP0943

その他、実装されているコンデンサーを交換。


IMGP0935

ボリューム付近のコンデンサーを交換。


IMGP0940

周辺が白くなるほどに劣化した電解コンデンサーです。

IMGP0938

2個について交換しました。

小型のリード型コンデンサーです。

IMGP0939

いろいろ見てみましたが、フィルム基板の損傷が激しく、スルーホールの断線なども複数あると思います。
熱に弱い基板はすぐにパターンが剥離してしまいます。
電源は入るようになりましたが、それ以上の機能は快復しませんでした。

残念ながら修理は不能です。

IMGP0944

feed RJX-601 調整 (2021/2/3 0:50:21)
RJX-601 調整のためお預かりしました。

電源投入時のテストでは送信・受信ともOKであり動作品でした。

IMGP0891

電源電圧の調整。

13.5Vの入力にて、

IMGP0898

電圧が8VになるようにVRを調整。


IMGP0892

BATTチェックのメーターが+40dBを指示するように調整。


IMGP0895

キャリブレーションの調整。

RJX-601にはクリスタルが3個使われています。

X1 21Mhz
X2 29Mhz
X3 21.455Mhz

本来は50Mhzにおいてキャリブレーションを取るのがデフォルトなのですが、FMの51Mhzになるに従いダイヤルの読みが合わなくなってゆきます。
キャリブレーションを51Mhzで取れるようにするたには、X2の29Mhzのクリスタルを30Mhzに交換する改造が知られています。

本機は対策すみで、30Mhzのクリスタルが装着されていました。

IMGP0907

51Mhzでのキャリブレーションです。

白線が中央になるように調整。

IMGP0905

FMのナロー化。

15Khzから→→5Khzへ

セット内部に添付されているシリアルナンバーの末尾がA〜Gの場合
抵抗R14(4.7kΩ)を68kΩに交換する。

シリアルナンバーの末尾がH以降の場合
抵抗R14(6.8kΩ)を取り外す。

本機はボディー横に穴が開けられています。

IMGP0910

穴の開けられた場所の裏側にシリアルナンバーが添付されていました。

危機一髪です。  シリアルナンバーの末尾はHであると判明しました。

IMGP0911

よって、本機はR14の取外しということになります。

取外し。

IMGP0912

基板裏側、R14を取外した状況。

赤丸の右横にあるカバーの付いた抵抗はR150(68kΩ)です。

IMGP0908

R14取外し。


IMGP0909

Sメーター・ダイヤルの照明をLED化しました。


IMGP0899

点灯確認。

電球色のLEDです。

IMGP0902


IMGP0905

ロッドアンテナにおけるSメーターの感度を改善。

50pF前後のコンデンサーを取り付け。 よく振れるようになります。

IMGP0915

カバーを止める「ナイラッチ」が破損していました。

ナイラッチが無くなっている場所もあり。

IMGP0913

タキゲンのナイラッチです。

交換しました。

IMGP0914

周波数。


IMGP0903

出力。

ハイパワー 2.5W

IMGP0920

ローパワー 1W


IMGP0919

ハイパワー送信時の電流。

0.71A

IMGP0921

スプリアス 良好


IMGP0917

受信感度。

ー109.1dBm (SINAD)

IMGP0916

AMの変調が良い無線機です。

VFO式はいいですね、正確なゼロインができます。

IMGP0922


feed STANDARD C-58 点検 (2021/1/31 13:37:00)
STANDARD C-58 点検のためお預かりしました。

電源プラグの極性を逆接続、あっという間に部品が焼けました。

まさかの見間違え、痛恨のミスです。

IMGP0848

配線が千切れそうになっており、ラスト3本くらいになっていました。

電源プラグの抜き差しにより、基板がグラグラ動きます。

いずれ千切れてしまったと思いますが、見逃すところ部品が燃えたことにより発見でき対策となりました。

IMGP0850

燃えた部品は交換し、基板を修復しました。


IMGP0851

電源ONです。


IMGP0852

SSBのキャリア漏れが多いとのことです。

マイクコネクタは7ピン仕様です。

8ピンで揃えた測定治具が使えないので、工夫して信号入力します。

IMGP0853

なるほど、ひどいキャリア漏れです。


IMGP0854

調整により ー70dBm まで絞り込みました。 (ピークマーカーで確認)

それでも近くのモニター無線機ではだいぶ受信出来るレベルです。

IMGP0855

キャリアの絞り込みは最終的にアナログメーターの出番です。

なるべく最低になるように追い込みます。

自作のmWメーターが活躍。

IMGP0866

周波数調整。


IMGP0857

FMデビエーション調整。

規定の5Khz

IMGP0858

出力 

FM 1W

IMGP0859

SSB

ピークで 1.5W

IMGP0864

送信時の電流

0.64Aです。

IMGP0862

受信感度。

ー118.9dBm (SINAD)

IMGP0867

この時代の無線機は生き物です。

デリケートですね。

IMGP0869

feed GPSロック 10Mhz 基準信号発生器 (2021/1/30 19:06:58)
人工衛星GPSには100万年に1秒以下という精度のセシウム原子時計が搭載されています。

GPSからの電波には正確なタイム情報が含まれており、無料で降り注いでいます。

セイコーアストロンという腕時計はGPS受信の電波時計で高精度ですが、普通の電波時計でも10万年に1秒の精度ですからスゴイ時代ですね。

今回は、GPSの電波を受信し、セシウム原子時計による正確な10Mhzを生成して利用できるような機器を製作しようということです。

ublox NEO-6M GPS受信ユニットです。


IMGP0647

1PPSという1秒に1回の周期で点滅するLEDインジケータです。


IMGP0650

1PPSタイムパルスを取り出せるように、リード線をハンダ付けします。


IMGP0651

GPSユニットをUSB経由でパソコンにつなぐためのシリアル変換基板です。

さんざん実施してもダメみたいで、まさか!の初期不良でした。

やれやれ、時間が勿体無い。

IMGP0645

付属のGPSアンテナとGPS受信ユニットとシリアル変換基板を接続したところです。

シリアル変換基板初期不良。

IMGP0649

やたらな基板より、枯れたICのFT232RL搭載が安心です。

返品交換しました。

IMGP0652

ピンヘッダをハンダ付けしました。


IMGP0653

ブレッドボードにて仮組し、パソコンに接続して動作を確認します。

今度は大丈夫です、人工衛星をたくさん捉えました。

IMGP0655

穴あき基板に組んでゆきます。

1PPSのタイムパルスも出力しました。

このタイムパルスの設定をu.centerというソフトでパソコンから1Hzから10Mhzに書換えます。

IMGP0658

アンテナも何も付けない状態でユニットからはスタンドアロンで10Mhzが出力されています。

このままでも基準信号としては使えますが安定度はなく、ジッタがあります。

IMGP0659

74シリーズ、ヘックスインバーターIC

74HC04N

このICを通して、デジタル信号処理をします。

IMGP0656

インバーターICを通したところです。


IMGP0661

重なった波形がいくつも見えます。


IMGP0675

インバーターICを通過した波形は5Vの矩形波です。

アナログオシロとデジタルオシロにはどちらも一長一短があります。

波形の観測という点ではアナログオシロが良く見えますが、ノイズを見るにはデジタルですね。

IMGP0662

6個入り回路のうち直列に3回路を通過、うち1回路にはLEDのインジケータを付けてみました。

残りの回路はアース処理です。

IMGP0664

インバーターIC通過直後のテスト。


IMGP0666

ここで、シュミットトリガIC

74HC14 も試してみたのですが、全く変わりませんでした。

IMGP0712

74HCU04 アンバッファのものです。

あまり変わりませんでした。

IMGP0787

TC4069UBP です。

これがいちばん波形がキレイに整いました。

IMGP0786

バンドパスフィルターに使用するAMZコイルです。

7mm角 10.7MHz 2個使用。

IMGP0646

バンドパスフィルター通過後のテストです。


IMGP0668

キレイなサイン波になりました。


IMGP0669


IMGP0683

波形は整いましたが、スプリアスやノイズはまだ含まれています。


IMGP0671

出力は4系統にしました。


IMGP0678


IMGP0679

バンドパスフィルターの前段に抵抗を取り付けました。

フィルターの同調に関係あり、多少なら出力調整が出来ます。

IMGP0688

調整をくり返し、 V p−p で4Vくらいになりました。


IMGP0687

アンテナコネクタを取り付けました。

BNCにしておくと後で都合が良いです、変換コネクタの種類がたくさんあります。

IMGP0682

出力に使用するアイソレーショントランス用のトロイダルコアです。

電池は大きさの比較用。

IMGP0693

LANケーブルの線を使用。

ヨリ線ではなく単線です。

IMGP0692

緑とオレンジ色にしてみました。

3ターン巻

IMGP0695

ケースの加工です。


IMGP0689


IMGP0690

出力4系統。


IMGP0691

電源の配線。


IMGP0708

外付けGPSアンテナ。

BNCコネクタ化しました。

IMGP0706

マザーボード。

壊れにくい部品は取り付けたままです。

IMGP0714

部品群です。


IMGP0715

パーツ全体です。


IMGP0716

組み付け。


IMGP0717


IMGP0718

アイソレーショントランス。

測定器から完全分離します、高価な測定器を壊されたら大変です。
医療用機器など、ノイズの混入が誤作動となるところで採用されています。

IMGP0720

モバイルバッテリーで稼働するので移動もOKです。

最近のアマチュア無線機には、10Mhzのリファレンスが使用できるものがありますね。

IMGP0696

火が入りました。


IMGP0704

出力はp−pで1Vくらい。

アンプで増幅しないと少し足りない機器もあるかと思います。

IMGP0710

純正ソフト u.center

GPSロックしました。

IMGP0711

監視・モニター用にはこちらのソフトが軽くて良いです。


IMGP0721

GPSロックによる正確な10Mhzの出力です。

テスト時よりも、もうひと桁多いですがこの結果です。

IMGP0730

スペアナのマーカーカウンターでも10MHzピッタリです。

+1.17dBm です。

IMGP0729

SGから信号を出力。

145Mhzにしました。

IMGP0724

GPSロックの10Mhz出力を、周波数カウンターのタイムベースとして使用する。

多少の揺らぎがあり、100Hzまでが変動してノーシグナルエラーとなります。
やはり、増幅アンプが必要ですね。

IMGP0726

温度保障型の水晶発振器と組み合わせて比較制御して使用する例が大半です。
このままで測定器のタイムベースとして使用するには問題が残ります。

周波数カウンターにこの10Mhzを入力し、周波数調整ADJにて時々キャリブレーションを取る方法なら使い道があると思います。

構想から部品を選定し測定しながら作った自作品、性能と限界を分かった上で使う分には、これほど重宝する規準器もないと思います。

IMGP0727



追加記事

4系統それぞれにトランジスタ1石のアンプを付けました。

独立してレベル調整ができるようにしました。

IMGP0732

アンプは、使う場所だけに電源を供給します。


IMGP0733

周波数カウンターの較正に使ってゆきます。


IMGP0734

アンプ通過後の波形もおおむね安定しています。

周波数は10Mhz、デューティー比は約50%、p-pで0.5Vに調整。

IMGP0735

周波数カウンターを較正。

1Hz桁の誤差はサンプリングの関係でどうしても出るものであり、それがまともなカウンターです。

IMGP0736

周波数10Mhz、デューティー比約50%、p-pで0.5Vにて常時運転、

無線局でも測位システムでもない自作の基準器は、電波法の観点からはどうだろうか。

これでも立派な10Mhzの発振器であって、アンテナを付けて変調をかければ放送ができてしまいます。

製作中に測定したスペアナの計測では+1.17dBmでしたが、約1.3mWです。

常時運転では、これよりもう少し絞ったp-p0.5Vですが、どのくらいの出力になるでしょうか。

微弱な電波は普通のパワーメーターでは計測ができません。

RFデジタルパワーメーターです。 センサーユニットも要らないFBなものです。

IMGP0739


IMGP0740

ー0.51dBmで、約0.9mWです。

特定小電力無線機のパワーが10mWですが、その1/10という結果です。

このRFメーターは中国製ですが、分解能が0.1dBまで可能なのがスバラシイです。

IMGP0738

しかし、1mWをなめてはいけません。 

特小無線機での双方向連続通話でのパワーが1mWですね。

アンテナを付ければ数キロは飛ぶものと思われますが、しかし、これ以下では実用にならないのも事実です。

隣の部屋では受信できませんでしたが、1メートル以内では59です。

IMGP0741

実験、研究、測定等に使用している標準信号発生器(いわゆるSSG)はもっと大きい信号を発生いたします。


配線図
(クリックで拡大)

希望により配線図を載せます。

GPSユニット ublox NEO-6M
シリアルUSB変換 MFT232RL
ロジックIC TC4069UBP
FET 2SK19GR (2SK192AなどでOK)
TR 2SC1815
BPF AMZ 10.7Mhz
トロイダルコア FT-37-#75

GPSDo



feed IC-375 周波数が変わらない (2021/1/15 0:37:51)
IC-375 周波数が変わらないとのことでお預かりしました。


IMGP0825

周波数エンコーダの不良です。

ユニット取外し。

IMGP0828

基板取外し。


IMGP0829

IC-275・375シリーズの定番修理です。

赤外線LEDとフォト半導体を交換します。

IMGP0830

光学式エンコーダ修理部品セット。


IMGP0831

部品を交換しました。


IMGP0833

エンコーダ取り付け。


IMGP0835

パネルのバックライトをLED化しました。


IMGP0827

LEDの点灯確認。


IMGP0834

バックアップ電池の電圧3V以上でした。


IMGP0826

周波数調整。

GPS基準信号発生器より、10Mhzにて周波数カウンターを較正。(セシウム原子時計)

IMGP0843

周波数調整しました。


IMGP0844

出力 17W


IMGP0840

FMデビエーション調整。

規定の4.8Khz

IMGP0841

スプリアス良好。

センター周波数433Mhz

IMGP0842

受信感度。

ー121.3dBm (SINAD)

IMGP0845

周波数エンコーダの動作もOK、基本性能も出ています。

修理完了しました。

IMGP0846


feed IC-275 調整点検 (2021/1/15 0:17:44)
IC-275 調整点検のためお預かりしました。


IMGP0814

パネル、バックライトのLED化をしました。


IMGP0815

LEDの点灯確認。


IMGP0817

バックアップ電池の電圧 3V以上でした。


IMGP0816

周波数調整。


IMGP0820

出力 50W


IMGP0822

FMデビエーション調整。

規定の4.8Khz

IMGP0819

スプリアス良好。


IMGP0818

受信感度。

ー125.2dBm (SINAD)

IMGP0821

IC-275・375シリーズについては不調の無線機は少ない印象です。

点検調整終了しました。

基本性能はOKです。

IMGP0824


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