無線ブログ集
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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
FRG-965 SSBの音が出ない
(2024/3/3 11:29:00)
FRG-965 SSBの受信音が出ないとのことです。
SSBのときに受信音がでません。
各機能について、それぞれがユニット化されています。
ユニットを取り外した跡があり、ハンダ付けが不完全になっていました。
ハンダ付けが不完全な場所が散見されます。
MODE SCAN ユニットを外します。
MODE SCANユニット取り外し。
外したMODE SCANユニットです。
左上のコンデンサー1個が交換されています。
コンデンサーを再取り付けしました。
ユニットを元に戻します。
外された形跡があるユニットを点検。
PLLユニットです。
未交換だった電解コンデンサーを交換しました。
WIDE FMユニット取り外し。
スポンジシートが劣化しています。
ボロボロだったスポンジシートを剥がしました。
基板を洗浄しました。
電解コンデンサーが交換されている場所を再構築しました。
ビフォー
アフター
SSBのときに受信音が出ない原因を調べます。
AM,SSBユニットにハンダブリッジがありました。
AM、SSBユニットです。
AM時における受信ノイズの改善対策をしました。
スケルチ閉のときに、ほぼ無音で静かな受信になります。
電解コンデンサーが交換された場所。
ハンダ付けが荒れています。
再構築しました。
他の基板ユニットにも同様の場所が見られますが、全て再構築しました。
AM、SSBユニットを反対側からマザーボードに仮ハンダしました。
この状態にして信号を追いかけてゆきます。
Q03 バッファーアンプまでには信号がきています。
信号がきているのが確認できます。
455khzです。
これ以降、SSB DETから先の信号が途切れている状態です。
Q04 SSB DET
DBM ND487C2 が不良であることがわかりました。
途切れた信号の先は SSB AF OUTです。
Q4 DBM 不良です。
取り外し。
ND487C2のデータシートです。
部品はモジュレーターダイオード(DBM)であり、データシートのテストコンディションも1Mhzとシリコンダイオード程度のものです。
DBMにはショットキーダイオードが推奨されていますが、本件が扱う周波数は455Khzということもあり、VHFくらいであればスイッチングダイオードでも良いのではないでしょうか。
基板の両面を利用してダイオードDBMを組んでみました。
信号が出力され、SSBの受信音が復活しました。
SSB受信OKです。
Sメーター調整。
受信感度アップの対策をしました。
受信感度を最大に調整しました。
SSB受信感度 ー128,0dBm
スケルチのスレッショルドレベルを調整。
各部を調整。
リファレンス周波数調整。
2nd Lo 周波数調整。
FM放送がいい音の受信機です。
メンテナンス完了しました。
DIAMOND GS-3000V 電流・電圧計動作しない
(2024/3/2 23:09:36)
DIAMOND GS-3000V 電流・電圧計が動作しないとのことです。
電流計・電圧計とも動作しません。
内部はホコリがすごいです。
ホコリを清掃しました。
電流計・電圧計が動作しない原因は、調整VRの不良です。
VR・電解コンデンサーを交換しました。
メーターが動作するようになりました。
メーターの照明をLED化して欲しいとのことです。
メーターを取り外し。
電球を交換します。
LEDに交換しました。
メーター照明の電圧は6Vです。
点灯を確認しました。
電圧出力調整。
13,8V
電流計調整。
10Vを出力のとき、
1Ωの負荷にて10Aを指示するように調整。
電源コード劣化につき、コードを交換しました。
貴重なトランス型電源です。
IC-706 液晶パネル劣化
(2024/3/1 23:23:07)
IC706 液晶パネル劣化のためお預かりしました。
液晶パネル劣化、ビネガーシンドロームです。
基板を取り外し。
液晶パネルが黒くなっています。
偏光板をカッターで剥がします。
液晶パネルの洗浄が済んだところです。
洗浄にはとても時間がかかります。
希望により、偏光板を反転にしました。
液晶パネルの点灯を確認しました。
反転液晶はクールで違った印象です。
DCコネクターが部品に干渉するという706無印定番のトラブル。
DCコネクターを外したところです。
コネクターが部品に干渉して、部品が損傷するというトラブルが起きます。
706無印に多く発生し、これ以降のmk2、mk2Gには対策がされています。
コネクターの一部を切断しました。
干渉を避けるための逃げ加工です。
コネクターの干渉対策OKです。
7MHzの周波数を拡張しました。
周波数調整。
調整後、周波数。
7,10Mhz
出力 100W
スプリアスの状況。
7,10Mhz
受信感度。
プリアンプON
受信感度。
7,10Mhz SSB ー134,0dBm
受信感度スペックシール添付。
コンパクトですが大型液晶のため視認性が良く、愛用者が多い無線機です。
TR-2400 バックライトLED化
(2024/3/1 0:21:37)
TR-2400 バックライトをLED化してほしいとのことです。
バックライトが暗すぎて実用にならないとのことです。
点いているのがわからないです。
分解。
液晶パネル。
バックライトを取り外しました。
LEDに交換しました。
点灯を確認しました。
測定と調整。
周波数。
出力調整。
DC/DCコンバーターが組み込まれています。
電源電圧は9Vです。
調整後出力。
9Vのとき、1W
スプリアス良好。
とてもキレイです。
受信感度が少し低下しています。
受信感度を調整しました。
テストポイントから信号を取り出します。
受信感度を最大に調整しました。
調整後、受信感度。
ー120,0dBm (SINAD)
受信感度スペックシール添付。
丈夫な造りの無線機です。
DAIWA MC-220
(2024/2/27 2:23:56)
DAIWA MC-220
4ピンをKENWOOD 8ピンに交換して欲しいとのことです。
KENWOOD 8ピンに交換します。
フロント部分を取り外し。
フレーム取り外し。
コネクタを取り付け、KENWOOD 8ピン配列にしました。
電源スイッチの接点不良にて、電源が入りません。
スイッチを取り外しました。
分解。
接点が真っ黒に酸化しています。
接点を洗浄し、研磨しました。
スイッチの導通OKです。
電源が入るようになりました。
アンプの動作もOKです。
メンテンナンス完了しました。
KENPRO KP-770A
(2024/2/26 0:37:26)
KENPRO KP-770A スピーチプロセッサー
マイクピン配列を、KENWOOD用にして欲しいとのことです。
ソケット式になっていますが、ピンを入れ替えただけではダメなようです。
全て外しました。
KENWOOD用ピン配列に変更しました。
マイク信号が回路を通過するようにします。
無線機側コネクターの配線完了です。
電源コードが千切れています。
コードを引き直しました。
プロセッサーの動作OKです。
スピーチプロセッサーとは、音声の強弱差を平均化させるものであってアンプではありません。
ピン配列の変更完了しました。
FT-857 AMノイズが出る
(2024/2/23 0:14:00)
FT-857 AM受信のときノイズが出るとのことです。
AM受信のときにS9のノイズが出て、バリバリ音がします。
バリバリノイズの原因は、セラミックフィルターの劣化です。
フィルターが粉をふいています。
AMフィルターはCF1005です。
基板を取り外し。
セラミックフィルターを取り外します。
TOKO製 ALFYM455H=K
交換用フィルターです。
交換しました。
AMノイズ解消しました。
交換後のフィルターはどうなっているのでしょうか。
NGのフィルターです。
切り開いてみました。
湿気が侵入したようで緑青でボロボロでした。
セラミックの多板式になっているところは、メカニカルフィルターのような構造です。
測定と調整。
周波数 7,10Mhz
出力 50W
スプリアス良好。
受信感度。
7,10Mhz SSB ー138,0dBm
受信感度スペックシール添付。
HFから430Mhzまでオールモードでカバーできる無線機です。
コンパクトで重宝な無線機でしたが、残念ながらカタログ落ちになりました。
復活して良かったと思います。
IC-271 周波数表示部から音
(2024/2/21 0:18:50)
IC-271 周波数表示部から「キーン」という発振音がするとのことです。
周波数表示には光電管を使っているため、高電圧を得るためのインバーターから「キーン」という発振音が出ます。
インバーター回路の電解コンデンサーを交換します。
電解コンデンサーを交換しました。
周波数光電管。
キレイに点灯、発振音も治まっています。
メモリーRAM、バックアップ電池の電圧。
電池が切れるとメモリー内容が飛んで「おバカ」になってしまうという有名な症状がでます。
バックアップ電池の電圧3,2Vありました。
まだOKです。
測定と調整。
周波数。
出力 11W強
スプリアス良好。
受信感度。
SSB ー136,0dBm
受信感度スペックシール添付。
大きい固定機は各ボタンに機能が複数割り当てられるなどの階層がないため、操作しやすい無線機です。
TOKYO HY-POWER HL・60U パワーが出ない
(2024/2/20 15:58:55)
TOKYO HY-POWER HL・60U パワーが出ないとのことです。
部品の状態を点検。
各部に規定の電圧がかかっているか調べます。
パワートランジスター2SC3102
複数あるトリマコンデンサーをそれぞれ調整。
無線機から10Wを出力。
パワー復活、60Wでました。
RXアンプON。
SSGからー123dBmの信号を受信。
PXアンプのFETは、3SK121です。
RXアンプOFF。
Sメーター1を指示。
RXアンプON。
Sメーター指示7に上がりました。
RXアンプの動作もOKです。
TOKYO HY-POWERのアンプも貴重品になってきました。
FT-655 パワーが出ない
(2024/2/20 1:49:17)
FT-655 パワーが出ないとのことです。
基板はスロット式になっています。
パワーが20W程度しか出ないとのこと。
FT-655は内部にパワーの切り替えスイッチがあります。
パワーが出ました。
50Wを確認しました。
この時代のYAESU機はボタン類が粉を吹いてしまいます。
清掃しました。
だいぶキレイになったと思います。
パネル清掃のためツマミ類を引っ張り取り外したところ、METER切り替えツマミに違和感が。
ツマミが折れていました。
修復します。
ガッチリと補修しました。
ツマミ類を洗浄しました。
希望により、Sメーターの照明をLED化します。
純正の電球は長型のものです。
ガラス管のヒューズを分解します。
ガラス管の中にLEDを入れました。
長さもほぼ同じです。
Sメーター照明点灯を確認しました。
測定と調整。
周波数 29,0Mhz
出力 50W
スプリアス良好。
受信感度。
28,20Mhz SSB ー136,0dBm
受信感度スペックシール添付。
スロット式の基板はプロ用無線機の作りです。
バンド構成もシンプルにて、船舶に搭載されるのに適した無線機です。
バンド構成もシンプルにて、船舶に搭載されるのに適した無線機です。
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