無線ブログ集
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AZDEN AZ-61 点検のためお預かりしました。
6メーター FMハンディー機です。
無線機の測定のみ実施して欲しいとのことです。

周波数。
51,0Mhz

出力 4W

スプリアス良好。

受信感度。
ー124,8dBm (SINAD)

基本性能は出ています。
異状なしです。


AZDEN AZ-11 受信音が小さいとのことです。

分解してゆきます。

基板は3枚になっています。
受信音が小さい原因は、音量に関する場所の電解コンデンサーの劣化です。

電解コンデンサーを交換しました。
受信音回復しました。

ディスプレイ内の埃(ホコリ)を除去して欲しいとのことです。

ディスプレイに到達しました。

細かいホコリを取ってゆきます。

液晶パネルを清掃しました。

刷毛ハケ(絵筆)にて、隙間に入り込んだホコリを清掃。

ガラス面に静電気で付着したホコリは、ねり消しゴムのような粘土でペタペタと取り除きます。
ベルジョン ロディコ

ベルジョン ロディコ 6033
時計修理に使う用品のひとつですが、ホコリや油汚れ、小さいネジなどの部品を貼り付けて取ったりするのに使われます。
ベタベタしない絶妙な接着力で素材にも残りません。

ディスプレイ内のホコリは次から次へ出てきて、何回も清掃やり直しです。
多少の残りはご容赦ください。

周波数。
29,0Mhz

出力 5W弱

スプリアス良好。

受信感度。
ー123,8dBm (SINAD)

10メーター FMハンディー機
貴重な無線機です。


COUGAR 115(RF-1150)メンテナンスにてお預かりしました。

ジャイロアンテナの角度メモリが有ることから本機は後期型です。

ジャイロアンテナが自立しません。

カバーを外します。

スピーカーを取り外し。

フレームが溶けた跡がありました。

ジャイロアンテナの軸が折れています。

軸を取り外しました。

補修した跡がありますが、この状態になったら接着するには無理があります。

補修あとを取ってみると針金で巻いてあります。
バラバラになったものをまとめたようですが、そのままにします。

プラリペアで補修しました。

周りをガッチリ固めました。

ジャイロアンテナの自立もOKです。

バンド切り替えスイッチが接触不良です。

バンド切り替えスイッチを外します。

横長のスイッチ。
ハンダを吸い取ります。

横長です。
ろうそく(蝋燭)の付着がスゴイです。

スイッチ部の基板にも、ろうそくがスゴイです。
除去しました。

接点を洗浄しました。

接点を研磨しました。

バンド切り替えスイッチのリペアOKです。

周波数表示膜を清掃しました。

電解コンデンサーをオール交換しました。


ドライアップ状態です。

タイマーの動作を確認。

ゼンマイの状態も異状ありません。
タイマーの動作OKです。

カバーのネジガイドが折れています。

プラリペアにてガッチリ固めました。

ネジ穴がバカになって効きません。

ネジ穴よりひと回り大きいドリルで穴を広げます。

プラリペアを注入し、ネジを差し込みます。

固まったらネジを抜きます。

ネジが効くようになりました。
修復OKです。

各部を調整します。

FMの調整中です。
その他、全バンドを調整。

FM放送を受信。
大型のスピーカーは音がいいです。
メンテナンス完了しました。


日章工業(株)PW-3300 電圧がでないとのことです。

電圧調整VRがMAX状態で、

MAXで6Vくらいしかでません。


トランス型リニア電源です。

出力トランジスターは 2SD845✕3個
1個が12Aくらいを出力できる石です。

平滑コンデンサーは交換済みのようです。

制御基板の電解コンデンサーと調整VRなどを交換します。

部品を交換。

トランジスター2個を交換。

交換完了しました。

正面の調整用VRを交換しました。

出力電圧が復活しました。
13,8Vを調整

正面の電圧調整VRがMAXでは20Vくらいでます。

電圧調整VRの範囲が、3V〜15Vになっているので、

VRがMAXの状態で、

MAX15Vに調整しました。
無線機保護の観点から、誤ってVRをMAXにした状態でも15V以上は出力しないようにしました。

電流計の較正。
出力電圧を5Vに設定して、

1Ωの負荷抵抗を接続します。

電流計が5Aを指示するように調整します。

電流負荷試験。
YAESU FT-897D にて100W送信。

100Wです。

FT-897D 送信時定格出力 最大で22Aとのことです。

電流計は15A強を指示しました。

15A出力時に13,8Vの電圧降下もありません。
30A試験は、負荷試験機の持ち合わせがなく未実施。

出力のリプル成分もありません。

なんとか治るのがリニア電源の良いところです。
長持ちする貴重な電源です。


FT-900 パワーが出ないとのことです。

LOバンドから7Mhzくらいまでのパワーがほとんどでません。

コイルの離調が原因です。

サービスマニュアルに従い再調整しました。

パワー復活しました。
7,10Mhz 100W

7,10Mhz 調整の関係で画像が下向きにてすみません。

周波数。
7,10Mhz

スプリアスの状態。
7,10Mhz

受信感度。
すごく良いです。
7,10Mhz SSB ー140,0dBm(測定限界)
(本SSGの最小出力がー140dBmです。それ以上は絞れません)

受信感度スペックシール添付。

格好いいデザインの無線機です。


IC-729 受信感度が悪いとのことです。

18、21Mhzの受信感度が低下しており、ほとんど聞こえません。

メインユニット取り外し。

基板を裏返し、ハンダ不良を点検します。

このような場所があれば再ハンダします。

18Mhz、21Mhzの受信感度が不良です。
RF FILTER 15〜22Mhzバンドを診てゆきます。

D48、D49を交換します。

RF
FILTER 部です。

ダイオードを交換しました。

18Mhzの受信感度が復活しました。

受信感度。
18Mhz SSB ー134,0dBm

操作がわかりやすい無線機です。


FT-690・FL-6010 送信時ノイズが載るとのことでお預かりしました。

同時にお預かりしたリニアアンプ、FL-6010です。

内部を確認。

バックアップは電池交換済みを確認しました。

リニアアンプを接続して送信テストを実施するも、ノイズが載るなど症状は確認できませんでした。

リニアアンプFL-6010を点検。

ファイナルトランジスター異状無し。

電源コネクタ部の異状無し。

ノイズが載るとしたら外部電源または、マイクロホンが原因の可能性があります。

周波数。
51,0Mhz

出力 リニアアンプにて 17W

FT-690 単体にて HI 3W

スプリアス良好。
51,0Mhz

受信感度。
51,0Mhz SSB ー138,0dBm

受信感度スペックシール添付。

基本性能は出ています。
送信時ノイズが載る異状はありませんでした。


ADONIS AM-708 マイク出力が無いとのことでお預かりしました。

マイク出力が無いとのことです。
ADONIS配列の場合、1ピンがマイク(−)、2ピンがマイク(+)です。

変調をかけると付属のメーターが触れるため、マイクユニットの異状ではありません。
エレクトレットコンデンサーマイクです。

変調メーターが振れます。

パターン、ハンダ不良を点検。


基板を取り外しました。

PTTスイッチが劣化しています。

スイッチを交換します。

交換しました。

アップダウンスイッチを確認。
こちらは異状ありませんでした。

マイクコネクターのジャックを再ハンダ強化しました。

底面にある MIC
OUT を適正に調整します。


上記の MIC
OUT を外側から回すと基板上のボリュームVR3を調整することとなります。
・VR3 output 取説では外側から見て右回りが最大。
ちなみに VR2 meter はメーター感度調整ですが、外側からアクセスしての調整はできません。

マイク出力でました。 OKです。

デジタルオシロスコープでは、波形をストップして見ることができるので撮影向きですね。

修理完了です。


ICB-87H 点検のためお預かりしました。

ほとんど使われていないようで、内外ともにコンディションがよい無線機です。


電解コンデンサーをオール交換しました。

交換部品はコンデンサーのみでよい状態です。

周波数。
27,144Mhz

出力 0,5W

スプリアスの状態。

受信感度が低下しており、コイル類が離調していました。
感度を最大に調整しました。

調整後の受信感度。
ー123,0dBm

アンテナローディングコイルを最大に調整しました。

ヘリカルアンテナ仕様ですが、性能は決して「あなどれない」と言われます。
アンテナが長くないぶん取り回しがよいです。
基本性能は引き出しました。


TS-680 AM/FM切り替えスイッチが不良とのことです。

AM/FMスイッチが不良とのことでしたが、調べてみると4つのスイッチが動作していません。

AM/FMスイッチと他3つのスイッチ回路はつながっているため、4つともすべてが動作しないわけです。

スイッチ回路はIC23につながっています。

スイッチまでの信号が来ておらず、どこかで断線しています。
フロント部分を分解、スイッチを再ハンダ強化しました。

フレキシブルケーブル抜け、コネクターを確認しました。

回路図を見ながら信号経路を追いかけてゆきます。
IC23が載った基板です。

IC23 TMP8255AP
プログラムPICですが、これがNGだとお手上げです。

基板を取り外し。

フレキシブルケーブルコネクタを再ハンダ強化しました。

IC23 PIN24周辺を再ハンダ強化しました。

2層基板のスルーホールをハンダ強化しました。

FM復活しました。

AM OKです。
その他3つのスイッチについても正常動作を確認しました。
これにより、A=Bスイッチ+電源ON オールリセット動作もできるようになりました。

メモリーバックアップ電池の電圧。

3,3Vありました。
ほぼ満タンです。

周波数。
7,10Mhz

出力 50W
7,10Mhz

スプリアスの状態。
7,10Mhz

受信感度。
7,10Mhz SSB ー136,0dBm

受信感度スペックシール添付。

シンプルなボタンつまみ類にて、操作系がわかりやすい無線機です。

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