無線ブログ集
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JHGのブログ (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 506 件のデータが登録されています。
AZDEN AZ-61 点検
(2024/1/31 19:28:37)
AZDEN AZ-61 点検のためお預かりしました。
6メーター FMハンディー機です。
無線機の測定のみ実施して欲しいとのことです。
周波数。
51,0Mhz
出力 4W
スプリアス良好。
受信感度。
ー124,8dBm (SINAD)
基本性能は出ています。
異状なしです。
AZDEN AZ-11 受信音が小さい
(2024/1/31 17:59:01)
AZDEN AZ-11 受信音が小さいとのことです。
分解してゆきます。
基板は3枚になっています。
受信音が小さい原因は、音量に関する場所の電解コンデンサーの劣化です。
電解コンデンサーを交換しました。
受信音回復しました。
ディスプレイ内の埃(ホコリ)を除去して欲しいとのことです。
ディスプレイに到達しました。
細かいホコリを取ってゆきます。
液晶パネルを清掃しました。
刷毛ハケ(絵筆)にて、隙間に入り込んだホコリを清掃。
ガラス面に静電気で付着したホコリは、ねり消しゴムのような粘土でペタペタと取り除きます。
ベルジョン ロディコ
ベルジョン ロディコ 6033
時計修理に使う用品のひとつですが、ホコリや油汚れ、小さいネジなどの部品を貼り付けて取ったりするのに使われます。
ベタベタしない絶妙な接着力で素材にも残りません。
ディスプレイ内のホコリは次から次へ出てきて、何回も清掃やり直しです。
多少の残りはご容赦ください。
周波数。
29,0Mhz
出力 5W弱
スプリアス良好。
受信感度。
ー123,8dBm (SINAD)
10メーター FMハンディー機
貴重な無線機です。
COUGAR 115(RF-1150) メンテナンス
(2024/1/30 18:10:00)
COUGAR 115(RF-1150)メンテナンスにてお預かりしました。
ジャイロアンテナの角度メモリが有ることから本機は後期型です。
ジャイロアンテナが自立しません。
カバーを外します。
スピーカーを取り外し。
フレームが溶けた跡がありました。
ジャイロアンテナの軸が折れています。
軸を取り外しました。
補修した跡がありますが、この状態になったら接着するには無理があります。
補修あとを取ってみると針金で巻いてあります。
バラバラになったものをまとめたようですが、そのままにします。
プラリペアで補修しました。
周りをガッチリ固めました。
ジャイロアンテナの自立もOKです。
バンド切り替えスイッチが接触不良です。
バンド切り替えスイッチを外します。
横長のスイッチ。
ハンダを吸い取ります。
横長です。
ろうそく(蝋燭)の付着がスゴイです。
スイッチ部の基板にも、ろうそくがスゴイです。
除去しました。
接点を洗浄しました。
接点を研磨しました。
バンド切り替えスイッチのリペアOKです。
周波数表示膜を清掃しました。
電解コンデンサーをオール交換しました。
ドライアップ状態です。
タイマーの動作を確認。
ゼンマイの状態も異状ありません。
タイマーの動作OKです。
カバーのネジガイドが折れています。
プラリペアにてガッチリ固めました。
ネジ穴がバカになって効きません。
ネジ穴よりひと回り大きいドリルで穴を広げます。
プラリペアを注入し、ネジを差し込みます。
固まったらネジを抜きます。
ネジが効くようになりました。
修復OKです。
各部を調整します。
FMの調整中です。
その他、全バンドを調整。
FM放送を受信。
大型のスピーカーは音がいいです。
メンテナンス完了しました。
日章工業(株)PW-3300 電圧がでない
(2024/1/27 22:42:10)
日章工業(株)PW-3300 電圧がでないとのことです。
電圧調整VRがMAX状態で、
MAXで6Vくらいしかでません。
トランス型リニア電源です。
出力トランジスターは 2SD845✕3個
1個が12Aくらいを出力できる石です。
平滑コンデンサーは交換済みのようです。
制御基板の電解コンデンサーと調整VRなどを交換します。
部品を交換。
トランジスター2個を交換。
交換完了しました。
正面の調整用VRを交換しました。
出力電圧が復活しました。
13,8Vを調整
正面の電圧調整VRがMAXでは20Vくらいでます。
電圧調整VRの範囲が、3V〜15Vになっているので、
VRがMAXの状態で、
MAX15Vに調整しました。
無線機保護の観点から、誤ってVRをMAXにした状態でも15V以上は出力しないようにしました。
電流計の較正。
出力電圧を5Vに設定して、
1Ωの負荷抵抗を接続します。
電流計が5Aを指示するように調整します。
電流負荷試験。
YAESU FT-897D にて100W送信。
100Wです。
FT-897D 送信時定格出力 最大で22Aとのことです。
電流計は15A強を指示しました。
15A出力時に13,8Vの電圧降下もありません。
30A試験は、負荷試験機の持ち合わせがなく未実施。
出力のリプル成分もありません。
なんとか治るのがリニア電源の良いところです。
長持ちする貴重な電源です。
FT-900 パワーが出ない
(2024/1/26 18:08:40)
FT-900 パワーが出ないとのことです。
LOバンドから7Mhzくらいまでのパワーがほとんどでません。
コイルの離調が原因です。
サービスマニュアルに従い再調整しました。
パワー復活しました。
7,10Mhz 100W
7,10Mhz 調整の関係で画像が下向きにてすみません。
周波数。
7,10Mhz
スプリアスの状態。
7,10Mhz
受信感度。
すごく良いです。
7,10Mhz SSB ー140,0dBm(測定限界)
(本SSGの最小出力がー140dBmです。それ以上は絞れません)
受信感度スペックシール添付。
格好いいデザインの無線機です。
IC-729 受信感度が悪い
(2024/1/26 1:18:21)
IC-729 受信感度が悪いとのことです。
18、21Mhzの受信感度が低下しており、ほとんど聞こえません。
メインユニット取り外し。
基板を裏返し、ハンダ不良を点検します。
このような場所があれば再ハンダします。
18Mhz、21Mhzの受信感度が不良です。
RF FILTER 15〜22Mhzバンドを診てゆきます。
D48、D49を交換します。
RF
FILTER 部です。
ダイオードを交換しました。
18Mhzの受信感度が復活しました。
受信感度。
18Mhz SSB ー134,0dBm
操作がわかりやすい無線機です。
FT-690・FL-6010 送信時ノイズが載る
(2024/1/23 17:11:39)
FT-690・FL-6010 送信時ノイズが載るとのことでお預かりしました。
同時にお預かりしたリニアアンプ、FL-6010です。
内部を確認。
バックアップは電池交換済みを確認しました。
リニアアンプを接続して送信テストを実施するも、ノイズが載るなど症状は確認できませんでした。
リニアアンプFL-6010を点検。
ファイナルトランジスター異状無し。
電源コネクタ部の異状無し。
ノイズが載るとしたら外部電源または、マイクロホンが原因の可能性があります。
周波数。
51,0Mhz
出力 リニアアンプにて 17W
FT-690 単体にて HI 3W
スプリアス良好。
51,0Mhz
受信感度。
51,0Mhz SSB ー138,0dBm
受信感度スペックシール添付。
基本性能は出ています。
送信時ノイズが載る異状はありませんでした。
ADONIS AM-708 マイク出力が無い
(2024/1/22 16:02:48)
ADONIS AM-708 マイク出力が無いとのことでお預かりしました。
マイク出力が無いとのことです。
ADONIS配列の場合、1ピンがマイク(−)、2ピンがマイク(+)です。
変調をかけると付属のメーターが触れるため、マイクユニットの異状ではありません。
エレクトレットコンデンサーマイクです。
変調メーターが振れます。
パターン、ハンダ不良を点検。
基板を取り外しました。
PTTスイッチが劣化しています。
スイッチを交換します。
交換しました。
アップダウンスイッチを確認。
こちらは異状ありませんでした。
マイクコネクターのジャックを再ハンダ強化しました。
底面にある MIC
OUT を適正に調整します。
上記の MIC
OUT を外側から回すと基板上のボリュームVR3を調整することとなります。
・VR3 output 取説では外側から見て右回りが最大。
ちなみに VR2 meter はメーター感度調整ですが、外側からアクセスしての調整はできません。
マイク出力でました。 OKです。
デジタルオシロスコープでは、波形をストップして見ることができるので撮影向きですね。
修理完了です。
ICB-87H 点検
(2024/1/21 23:16:32)
ICB-87H 点検のためお預かりしました。
ほとんど使われていないようで、内外ともにコンディションがよい無線機です。
電解コンデンサーをオール交換しました。
交換部品はコンデンサーのみでよい状態です。
周波数。
27,144Mhz
出力 0,5W
スプリアスの状態。
受信感度が低下しており、コイル類が離調していました。
感度を最大に調整しました。
調整後の受信感度。
ー123,0dBm
アンテナローディングコイルを最大に調整しました。
ヘリカルアンテナ仕様ですが、性能は決して「あなどれない」と言われます。
アンテナが長くないぶん取り回しがよいです。
基本性能は引き出しました。
TS-680 AM/FM切り替えスイッチ不良
(2024/1/20 23:29:15)
TS-680 AM/FM切り替えスイッチが不良とのことです。
AM/FMスイッチが不良とのことでしたが、調べてみると4つのスイッチが動作していません。
AM/FMスイッチと他3つのスイッチ回路はつながっているため、4つともすべてが動作しないわけです。
スイッチ回路はIC23につながっています。
スイッチまでの信号が来ておらず、どこかで断線しています。
フロント部分を分解、スイッチを再ハンダ強化しました。
フレキシブルケーブル抜け、コネクターを確認しました。
回路図を見ながら信号経路を追いかけてゆきます。
IC23が載った基板です。
IC23 TMP8255AP
プログラムPICですが、これがNGだとお手上げです。
基板を取り外し。
フレキシブルケーブルコネクタを再ハンダ強化しました。
IC23 PIN24周辺を再ハンダ強化しました。
2層基板のスルーホールをハンダ強化しました。
FM復活しました。
AM OKです。
その他3つのスイッチについても正常動作を確認しました。
これにより、A=Bスイッチ+電源ON オールリセット動作もできるようになりました。
メモリーバックアップ電池の電圧。
3,3Vありました。
ほぼ満タンです。
周波数。
7,10Mhz
出力 50W
7,10Mhz
スプリアスの状態。
7,10Mhz
受信感度。
7,10Mhz SSB ー136,0dBm
受信感度スペックシール添付。
シンプルなボタンつまみ類にて、操作系がわかりやすい無線機です。
execution time : 0.051 sec