無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
jl7gmnのblog (2024/7/3 7:06:06)
現在データベースには 156 件のデータが登録されています。
JR-310プチレストアその23
(2023/6/4 17:28:05)
JR−310の第一局発のDDS化とFM復調回路追加基板はすでに出来上がっていましたが、思うことがあり第一局発ArduinoNANO-DDS基板と、FM復調回路とスケルチ基板を一体化した基板に分けて作製し直しすることにしました。早速CNC切削マシーンを使い作製開始します。DDS基板は別途作り直すかは思案中です。ものと基板からIFバッファー回路とFM復調回路を取り除けばそのまま使えるので、ひとまず、FM復調回路とスケルチ基板のみ作り直しします。電源の問題は、別途検討継続中です。
【Bottom切削時間】約3時間24分
【ドリル穴開け時間】22分30秒
パスは5回でしたが、X,Yのスピンドルスピードを120mm/secと若干速めに設定したので3時間台でパターン切削終了しています。(仮の穴あけも入れてです。)
【TOP VIEW】切削直後
BOTTOM基板切削後のパターン状態です。研磨後との比較してみました。(研磨は砥石と研磨剤としてクレンザーを使っています。)
【切削直後ー研磨前】
【研磨後】
研磨後に基板取り付け穴や、IFTケース穴を別途ドリルで拡大穴あけが残っています。基板を枠から取り外してヤスリがけ、そして、スペーサー金具取り付けし、フラックスをぬります。その後で、各パーツをマウントし、半田付です。他にも検討中や保留事項がたくさんあります。それにしても、基板作製は作業が結構あります。実は、それが楽しいのです。 Hi!
つづく?
JR-310プチレストアその22
(2023/6/4 4:25:08)
JR-310用に追加した1’ST局発DDS回路とFM復調回路とスケルチ回路基板が一通りできて、動作確認もほぼ完了していますが、ふと、1’ST局発のDDS回路とFM復調回路が同じ基板になっていると、局発の発振信号とIFバッファー回路及び復調回路が同居では、信号処理上適切ではない思いが強く気にかかっていたので思い切って、1’ST局発のDDS回路から復調回路を抜き、単独基板だったスケルチ回路と一緒の基板にまとめることにしました。新たな問題が出てくる可能性も少しはありますが、ブレッドボード上でのラフな配線でもシールドでは、若干考えさせられる事もありましたが、信号線を同軸ケーブルを使うことで、かなり安定した動作をしてくれるようになりました。それ以外として、JR-310のIF出力を少容量でFM復調回路に入れるのですが、これは、使用している真空管の高周波増幅部が少し発振気味で動作していた様で、IF信号出力が多く出ていたようです。(受信信号を最大になるようにバンド調整用のトリマコンデンサを調整した場合にRFのバリコンをまわすと発振することがありました。)発振しない真空管の選別をして交換したところ若干IF信号レベルが減りました。このため新たにFETのIFバッファ回路を追加する必要が出てきました。この追加のIFバッファアンプを入れることで、今までのノイズの信号処理もより動作が良くなりました。特にスケルチのノイズ検出と信号が入った時のスケルチオープンのレベル動作が改善しました。弱い信号でも十分にスケルチ検出できるようになりました。基板をまとめた回路にも、このFETのIFバッファ1段追加してあります。
早速、いつものイーグルCADで回路図のお絵描き開始です。使用してたパーツも同じものですので、回路図作成もさほど時間はかかりません。パーツコピー多用で、即出来上がります。FM復調回路とスケルチ回路を同一基板にまとめたことにより、今までの1’ST局発DDSおよびFM復調回路との間の配線と接続コネクタ類は2つも減りましたから、まとめた結果として福音的に良い方向への対応となりました。
【FM IF-BUFFER & FM復調回路 & SQ回路】
【BOTTOM ボードパターン作製】
元々がSQ回路のみでしたので、100mmX80mm上はスカスカでしたが、FM
IFバッファー回路とFM復調回路を入れても、まだまだ基板は、スペースが残っています。
今回はパーツの間をパターンを通すことをしたので、ジャンパーワイヤーはありません。
余裕があるくらいです。
FUSION360でのWeb上でのモデル表示のボードとパーツ表示、回路図、ポリライン(パターンとシルク、外形切り抜き)の表示をさせてみました。パーツを適当に選んでいるため3D図面の無いものは、四角形や長方形表示されています。IFTコイルは自作したので、3Dデータの立体でなく2次元の四角形表示です。出来上がり基板にパーツを載せた状態のシミュレーションができます。Hi
!
3Dでの回転もできます。また、分解モデル機能で部品をボードに載せるまでの動作もプログレスバーで動かしながら見れるという機能などもあり、面白いです。
抵抗とコンデンサは適当に回路図記号で選んだため3Dのモデルが無いもののため、長方形表示となっています。FET、トランジスタ、LED、ヘッダーピン、ダイオードは3Dモデル付きパーツでしたので3D表示されています。1N60のダイオードは整流用のダイオードパーツを使ったので整流用ダイオードの3D表示です。3D表示も自分で作成はできるようです。
360FUSIONでの回路図表示です。配線ラインが黄緑は見づらいです。
ポリラインでの表示のなからか選んで、選んだものを組み合わせての表示もできます。
3Dでの基板のパーツ状態は出来上がりイメージを想定できるので、とても参考になります。
つづく?
JR-310プチレストアその21
(2023/5/29 2:01:10)
JR-310用の第一局発用のDDS−OSC基板が出来ましたので、実機接続で確認してみました。すでにブレッドボード時に確認済みですが、基板作製後の受信機と繋いでの動作確認は初めてです。
■JR−310とのドッキングでのDDS-OSC 7MHz設定受信確認
7MHzの受信です。全く問題はありません。
第一局発用のDDS-OSCが上手く動作してくれました。次のステップはSQ回路の基板切削です。用意していたパターンを早速切削開始しました。パターンが簡単な分切削に掛かった時間は短めです。
■BOTTOM パターン切削時間:約1時間48分
■ドリル穴あけ時間:約12分
■外周切削時間:4分
■BOTTOM パターン切削後研磨実施した基板
4回切削にしましたので、ランドが結構削れずに残っています。やはり5回ぐらいにして
不要なランドが残らない様にするのも一必要の様です。不要な後処理(不要ランドを削る作業)
が減りますから!この後不要ランドを削っています。Hi!
後処理が終わり、部品を実装しました。
■半田面です。
■上から
■横から 1
■横から 2
■横から 3
■横から 4
■各基板の配線と調整実施
最初の確認はDDS-OSC基板の中のFM復調回路です。
基板単体でSQ基板とは接続せずに電源を繋ぎます。そしてIF信号線をつなぎます。FM検波出力に単純に検波信号が出てるかの確認です。確認はオシロスコープを使います。それと、IF一段のバッファー出力も出ているか確認です。次にSSG出力を受信機のアンテナ端子に繋ぎFMの信号を入れて基板上のFM検波用455KHzIFTを調整します。このとき受信機のAFアンプに検波出力を繋いで、受信音も確認します。
FM復調回路もIFバッファー出力もブレッドボードと同じで問題はありませんでした。
SQ回路とのドッキングです。調整はSQレベルの調整のみなので、オシロスコープでノイズ検出
回路を確認します。まずまず動作はOKでした。が、ドッキングでの確認で、3つほど問題が見つかり
ました。
1つはJR-310のWIDEとNARROWの切り替えで6BM8のカソード電圧が一瞬ドロップするため、ArduinoNANOにリセットがかかるという状態が起きる状態がありました。電源電圧がドロップ(瞬断的案動作)は好ましくありません。やはり、別に安定専用電源を用意するのが正解のようです。JR-310の真空管回路でのトランジスタ供給の電圧は高圧を抵抗で分圧供給なので、これは使いたくありません。
2つ目は、1とも関係があるのですが、DC−DCコンバーターを使って6BM8のカソード電圧約10Vから+6Vを得るのですが、カソード電圧からでは、+4.5Vぐらいまでしか上げれず、それ以上の電圧にはVRで調整できない状態。このためSQ回路は動作はしてるが、初段のIFアンプでのノイズレベルが少し少くなり、かろうじてSQ設定できる状態。
3つ目というか、6BM8のカソード電圧は電源投入時点では動作しないため、真空管が動作してから電圧発生するので、動作はしてくれるが、じわじわ電圧が上がるので、好ましくない動作となっている。
根本的に6BM8のカソード電圧は使えないということです。
電源用のAC-DCコンバータ(出力プラスマイナス15V)があったと思うので、これで試してみたいと思います。だめな場合はAC-DCアダプターを1個利用したいと思います。
電源はArduinoNANA用の+5V、FM検波回路用の+6V、同じくSQ回路野+6Vです。
ArduinoNANO用の電源は+5V用レギュレーターICを使っているので、ソース源としては8V以上は必要ですね。DC-DCコンバーターでの+6Vは+8V電源入力で問題なく設定出来ることを確認済みです。+15Vでの電流容量が足りるかどうかの確認になりそうです。
だいぶ形になってきましたが、電源が根本的な問題となるとは思っていませんでした。まだまだ検討は続きます。
つづく?
JR-310プチレストアその20
(2023/5/26 5:52:22)
つづく?
JR-310のDDS-OSCとワイスFM検波回路の基板も組み上がりました。やはりOLEDの表示は確認のための表示なので、局発周波数の表示に変えました。29.1MHzも29.0MHzに修正してあります。
■OLED OSC FREQUENCY 表示 1.8MHz:7.765MHz (AUX)
■OLED OSC FREQUENCY
表示 3.5MHz:9.455MHz
■OLED OSC FREQUENCY 表示 7MHz:12.955MHz
■OLED OSC
FREQUENCY 表示 14MHz:19.955MHz
■OLED OSC FREQUENCY 表示 21MHz:26.955MHz
■OLED OSC
FREQUENCY 表示 28MHz:33.955MHz
■OLED OSC FREQUENCY 表示 28.5MHz:34.455MHz
■OLED OSC
FREQUENCY 表示 29.0MHz:34.955MHz
■OLED OSC FREQUENCY 表示 50.0MHz:33.955MHz(RX:28.000MHz)
■OLED OSC
FREQUENCY 表示 50.5MHz:34.455MHz(RX:28.500MHz)
■OLED OSC
FREQUENCY 表示 15MHz:20.955MHz(WWV)
FM受信は今の所29MHzを考えているので、50MHz帯FMの対応は考えていません。がふと思ったのですが、50MHzはJR-310ではSSB用のバンド設定です。50MHzのFMは51.0MHzからなのSSBとFMの切り替えと同時に局発も変わるようにすると50MHZFM受信対応はできそうです。
【SSB】
1:50.0MHz
2:50.5MHz
【FM】
1:51.0MHz
2:51.5MHz
3:52.0MHz
4:52.5MHz
5:53.0MHz
6:53.5MHz
思いついただけなのでまだスケッチ的なところと回路構想はまだですが。。。
それにしても50MHzのFMはバンドが広いですね。1と2、または 3と4 または 5と6
のどれか1つの組み合わせであれば簡単にSWポート追加でできますが、50MHzはJR-310では2バンドで1MHz幅しか受信出来ないので少し考える必要があります。3つの周波数帯を切り替える方法を考える必要がありますね。すぐに思いつくのは2つのSWポートを追加すれば、(ON,ON)、(ON,OFF)、(OFF,ON)、(OFF,OFF)の4通りがありますからこの内の3つを使えば一応はできます。
1:SW1:ON,SW2:OFF 51.0MHz と 51.5MHz
2:SW1:ON,SW2:ON 52.0MHz と 52.5MHz
3:SW1:OFF,SW2:ON
53.0MHz と 53.5MHz
4:SW1:OFF,SW2:OFF 51.0MHz と 51.5MHz (1,2,3のどれかと同じ設定にする)
SWポートを3つ用意すればどれか1つをONにするということで3バンド設定できます。
(DIP
SW設定でプリセットする方法)
(予め設定したところでFM受信するようになる)
1:SW1:ON,SW2:OFF,SW3:OFF 51.0MHzと51.5MHz
2:SW1:OFF,SW2:ON,SW3:OFF 52.0MHzと52.5MHz
3:SW1:OFF,SW2:OFF,SW3:ON
53.0MHzと53.5MHz
未だ他にも考えると色々と出てくると思いますが。。。
また、局発は該当する周波数を設定するだけで出来ますが、50MHz受信の高周波アンプの帯域がSSB用なので、低い周波数は対応(50.0-50.5)してますが、FMバンド(51.0-54.0)の高い方ではかなり感度が落ちるかもしれませんね。広帯域のRFアンプに変更する必要も考えておく必要もあると思っています。
今の時点ではSSBとFMの切り替えを検出してFM受信は51.0MHzと51.5MHzとなる仕様にします。RF高周波のアンプのことは考えず、まずは検出回路をどうするかを考えてみたいと思います。その後スケッチ検討してみたいと思います。
つづく?
JR-310プチレストアその19
(2023/5/25 3:42:41)
JR-310用のワイスFM検波と第一局発用DDS−OSC回路のパターンも最終決定してましたので、基板切削を行いました。無事にUbuntu22.04LTSで切削用のCandleアプリも設定も特に問題なくでき、起動させることが出来ています。久々の基板切削開始です。
■CAD Eagleでの主なPCB-GCODE設定
私の場合は時間がかかりますが、パターンとしてはきれいに切削できるStepサイズ0.1mmでMAXIMUMが0.5mmなので5回で切削です。
■スピードは遅めの120mm/minでXY方向移動設定、Z軸方向はやや遅めの100mm/minで設定しています。もう少し早くても良いのですが、基板切削時間にも影響がありますが、早く終わらせようとして、あまりにも速い速度に設定した場合は刃が折れる可能性が高くなってゆきます。時間をかける程、きれいな切削ができると思っています。
ドリルは基板厚より少し多めの設定です。ハイトパターンを使い切削台の傾き誤差の影響をなくす設定も使います。基板を置く台座の平坦さにも関係もありますので、実際のドリルの切削深さは自分のマシーンで調整確認が必要です。ドリルの刃の交換はしませんが、データ上でドリル穴径が違ったパーツパターンを使用した場合、ポジションX=0mm、Y=0mm、Z=5mmの位置に戻ります。自動でドリル刃を交換できるマシンでは有効に使用できる機能です。
■PCB-GCODEで実際にできるファイルの種類の拡張子の設定です。特に変更は必要ないのでオリジナルのまま使います。
■Candleアプリケーションを使用してのCNCマシーンでの切削
■切削中
最初はなぜかマシーンが異常動作したため、右端の基準位置から開始時にZ軸位置異なデータとなり移動時にも切削してしまいました。即マシーンを止めました。基板がもったいないので、位置を再設定し直しし、やり直しています。久々に電源が入ったせいでしょうか?2回めのスタートは問題なく切削開始しています。とても不思議ですが、仕方ありません。アース面がパターン上で切れるところが出ますが、後で錫メッキ線か半田を盛って補修で済ませる予定です。
■切削完了の基板(Bottom)ハイトパターンを使いましたので、均一の深さで切削されています。少し深めに切削すると、比較的きれいにパターンが出来上がります。研磨で銅の切削エッジを取る必要はまったくないぐらいきれいに切削出来ました。
■Bottomパターン切削時間:4時間40分
マシンの位置移動のスピード設定が比較的遅め設定と5回ステップでの切削で時間が掛かっています。
だいたい100mmX80mm基板サイズで5回ステップ設定の場合は4時間から5時間かかります。
■ドリルの穴あけ時間:1時間1分
パターン切削のときも穴あけをしています。(ガイド穴として浅めに穴あけ)
パーツパターンに大きめのランド追加(パターン補強している箇所あり)すると2回穴あけとなるので、多少時間がかかります。
■基板を切り抜くためのアウトラインの切削時間:4分44秒
意外と早く終わります。
私の切削時の基準点は右端手前としています。通常は左端手前だと思いますが、これは私の都合でキーボードとパソコンを切削マシーンの右側に置いているため、右端手前基準点としたほうが、基準点に近いので見やすく、設定がとてもやり易いからです。他意はありません。右利きですので切削マシーンを左に置くほうが右手でキーボードを使えるので、実際塩梅良いです。
■基板切削終了して、パーツを半田付完了したところです。
ArduinoNANOとDDS−ICとOLED−displayはソケットを使っています。
2段のソケットの片側はJR-310のバンドSWに接続する端子郡です。該当のバンド端子をアースに落とすとDDSから設定されたバンドの局発周波数が出力されます。残りのソケットはバンドの設定状態に合わせて他の回路を切り替えたりするオプションとして使用します。回路はまだ設計してませんが想定しているのはDDS出力のローパスフィルターの切り替えがあります。ローパスが必要であれば使うということです。
■右斜め方向からの写真
455KHz−IF FETアンプ入力回路周辺
■横側からの写真
右側は電源供給部です。外付けでDC−DCコンバーター(JR-310の6BM8のカソード電圧10Vから6Vへ変換するDC−DCコン)が繋がります。
■基板への火入れ(USBで電源供給) 5Vのレギュレーターは外してあります。
ソケットの右端がグランドレベル(アース)で3番目は7MHzのバンド設定になります。確認結果、上手く動作してくれました。1発動作OKです。各バンドの設定表示とDDS出力周波数が問題無いことを確認しました。
OLED表示を変更する場合の情報として7MHzでは現在7.0000 ですが12.9550の表示に変更ということです。
局発の周波数変更表示をするしないは別として、JR-310の各バンドの局発周波数を記しておきます。
(ArduinoNANOのプログラム#defineで設定した情報より)
CH1_FRQ
7765000L // EXT:1.8MHz
CH2_FRQ 9455000L // 3.5MHz
CH3_FRQ 12955000L // 7.0MHz
CH4_FRQ 19955000L // 14.0MHz
CH5_FRQ 26955000L // 21.0MHz
CH6_FRQ 33955000L // 28.0MHz
CH2_FRQ 9455000L // 3.5MHz
CH3_FRQ 12955000L // 7.0MHz
CH4_FRQ 19955000L // 14.0MHz
CH5_FRQ 26955000L // 21.0MHz
CH6_FRQ 33955000L // 28.0MHz
CH7_FRQ
34455000L // 28.5MHz
CH8_FRQ
35055000L // 29.1MHz
CH9_FRQ 33955000L // 50.0MHz 28.0MHz
CH10_FRQ 34455000L // 50.5MHz 28.5MHz
CH11_FRQ 20955000L // 15.0MHz WWV JJY
CH9_FRQ 33955000L // 50.0MHz 28.0MHz
CH10_FRQ 34455000L // 50.5MHz 28.5MHz
CH11_FRQ 20955000L // 15.0MHz WWV JJY
29.1MHzは29.0MHzで対応しますので34.955MHzに後でスケッチ変更して書き換えコンパイルします。
FM受信対応周波数が29.000MHzから29.300MHzの為です。
基板のFMワイス検波回路の動作はJR-310に繋がないと出来ません。1階で切削しています。JR−310は2階で改造しているので、後日の確認になります。スケルチ基板の切削は未だなので、ブレッドボードのスケルチ回路との接続での確認となります。休日にSQ基板を切削する予定でいます。
別途、YAESU無線の真空管式の受信機も落札してあります。TRIO(KENWOOD)の真空管受信器、そしてYAESUの真空管受信器と興味は尽きません。古い受信機を弄ることは、各回路の動作原理を紐解くことになるので、理解もでき1石2鳥です。TRIOのTX−310送信機もありますので、いずれ送信部との接続動作も確認していくことになります。まずはJR-310用の追加基板の完成を優先としたいと思います。
つづく?
JR-310プチレストアその18
(2023/5/21 5:04:22)
JR-310のスケルチ回路を確認していて、安定動作のために入れたFETのバッファがどうもあまり思わしくないことが確認出来ました。というのはノイズアンプとしての1石のトランジスタの後にFETバッファを入れた回路出力のノイズ信号のレベル変化が少ないといった現象です。SGからキャリアを入れた時のノイズ検出トランジスタのベースの検波前の信号の変化が少ないということです。信号自体は455KHzのノイズ成分が減り約35KHz
のバンドパスを通ったノイズがトランジスタがオン状態になっていた状態からキャリアが入るとノイズがなくなりトランジスタがオフ状態になるのですがFETのバッファを通すと信号レベルは増幅されていますが、455KHzのノイズ成分がキャリアでさほど減らない動作状態となってしまう事がわかりました。ゲインがあり過ぎなため、飽和してしまっているのが原因だと思われます。他にもブレッドボードを使っているので鉄板と実験回路の各端子との容量結合による信号の変化です。455KHz信号を単線で引き回しているせいもあり、単線のそばに手を近づけるとIF信号レベルが変化します。また、ボードの鉄板に触ると455KHzの信号レベルが変化する現象もみられました。これはブレッドボードの各信号線と鉄板との間の容量によるもので、回路全体が鉄板と容量結合しているからです。特にFETのハイインピーダンス入力は影響を受けやすいということと思われます。回路のアースに下の鉄板を繋いでやることで回避できそうです。455KHz信号はシールド線にすることで回避できそうです。455KHzで低い周波数で影響は無いのではと思いきや、やはり高周波です。ブレッドボードでの信号線の取り扱いは注意が必要ですね。
先ずはFETバッファを取り外して1石のトランジスタでノイズSQ回路のバンドバスそしてノイズ検波回路とシンプルな回路に戻しました。1石のトランジスタのSQの入力へ入る前に別基板の1段のIFアンプをFM復調回路と共有で使っていますので、ゲインとして十分ということでした。オシロスコープでの信号観察はとても大切です。
また、確認したこととして、FM復調するために455KHzの帯域約3KHzのフィルターのSSB用のナローモードは帯域が狭く、ノイズ信号成分が少ない為、使えません。WIDE時のみ正常に動作します。
バッファー削除の修正したSQ回路図です。
やはり動作時の信号(ノイズ)を波形で確認してみて必要以上のバッファーは入れる必要がないということでした。
切削前のオシロスコープでの信号(ノイズ)確認でわかって良かったということです。
最終パターン修正したPCBボトムパターンです。SQ入力455KHzIF信号線、+6V電源、FM復調信号入力は片側に引き出し揃えました。6MB8のAFアンプ入力(元ANL出力接続)へつなぐSQ
AF信号出力は横になりました。
このJR-310は高周波増幅回路が同調式のため、FM復調する場合はAMモードで同調を取る必要があります。ノイズ最大、または受信信号最大に合わせるという手間が必要です。ノイズが最大となる状態で正常に動作します。
オシロスコープとSGを使って確認した後は、実機FT-2000DでFMのナロー出力、ワイド出力をダミーロードを繋ぎ、それぞれFM復調と強入力時のSQ動作、微弱電波時のSQ動作を確認しました。ワイス復調回路に使った1-2,2-3間の巻き数比が異なるラジオ用のIFTでも、問題なくきれいにワイス検波回路でFM復調出来ています。
2枚のボードを切削しなければなりません。最初は局発OSCのArduinoNANOとワイス復調基板から行い先ずは全バンド受信用としてバンドSWへ接続し組み込みし、次にSQ回路基板を切削し組み込むという流れで考えています。各基板は2段重ねで組み込んで行く予定です。
つづく?
JR-310プチレストアその17
(2023/5/18 0:42:53)
JR-310のFM復調回路追加にSQ回路を付けましたが、今ひとつ半固定抵抗の設定位置が極端にエッジでとてもレベルの設定がクリチカルなため、少し改良を行いました。年代が2000年頃のアナログ回路方式の旧FMトランシーバーの回路図を確認していて、同じようなSQ回路がありましたので、真似て応用してみました。結果、半固定の設定位置がセンターでSQの設定が楽にできるようになりました。さすがメーカーの回路です。外付けのSQボリュームに対応するように回路も修正追加しました。
■ノイズの整流回路の修正と外付けSQボリュームとSQレベル設定半固定VR修正
■SQ回路修正のボトムパターン
SQの設定が、シグナルストレングス1以下のキャリア受信の(メータで受信し始めのレベル)ときでもノイズでSQが効いている状態から、SQが開くSQレベルの設定ができました。
ワイス検波回路とSQ回路のそれぞれのパターンは同じサイズの基板2枚の2階建てで、JR-310に組み込みたいと思います。空きスペースが結構シャーシ上部もありますから、取り付けは問題無いと思います。
Linux(Ubuntu22.04LTS)での切削アプリCandleは旧Ubuntu18.04LTSのアプリがフォルダに残っていますので、起動ファイルをUbuntu22.04LTS上のデスクトップにコピーして、プロパティ設定で実行ファイルにすることで、アイコンクを右クリックでプログラムとして実行で起動させることが出来ました。
思うより簡単に起動させることが出来ましたので、今週末あたり、出来ている各パターンをCandleで切削作製開始したいと思います。
つづく?
JR-310プチレストアその16
(2023/5/15 2:06:40)
JR-310にアナログパーツによるFM復調回路を追加し、さらにSQを追加するステップを行いました。FMトランシーバーを自作されてる方のページをネットサーフィンし、国内外含めて情報収集していました。ほぼ、アナログなSQ回路の定番とも言えるものがありましたので、早速回路図をおこし、ブレッドボードにてテストを行っています。案外とIFの455KHzとはいえ、高周波的な面もあり、若干のカットアンドトライもありました。特性上さほど影響のないカップリングコンデンサなどの容量は手持ちで多く持っているものをできるだけ使用する様にしました。
SQ回路のトップはFM性ノイズのなかから、音声以外の帯域の部分のノイズを増幅し、整流し、検出信号とします。信号受信した時にノイズがなくなることにより、ノイズ検出トランジスタのON/OFF信号でSQをON/OFFします。簡単な論理でいうと、ノイズ検出トランジスタの出力は、キャリア受信信号がないときはノイズでONし、Lレベル、キャリア信号受診時はノイズがなくなりOFFとなりHレベルです。この出力を使い、もう一石のトランジスタでAF信号をON/OFFします。
1石のNPNトランジスタのベースの電圧にてFM検波信号をノイズ時はノイズ検出NPNトランジスタがONし、Lレベルでベースにバイアスがかからないので、MUTE動作となります。キャリア信号受信時はノイズ検出トランジスタのベース整流電圧がなくなるのでOFFし、ノイズ検出TR出力はHとなります。この電圧がベースにかかりトランジスタが動作し、FM復調信号が通過しJR-310のAFアンプ入力(6BM8)に行きFM検波信号が増幅されSPより音が出ます。
使うノイズは音声帯域で反応しない様に30から50KHzあたりのノイズレベルを帯域(BPF)増幅して使用することが定石のようです。キャリアが入るとノイズレベルが下がります。音声帯域信号には反応しないというのがミソですね。
SQ回路をまとめました。実際はSQのノイズアンプのレベルが足りないため、FM復調回路のIFのバッファー1段目の455KHzのIF信号を増幅したバッファー出力につなぎます。このためパターンもFM復調回路の回路図に接続端子2Pを追加しパターンも修正しました。SQ回路の初段1石追加してはいますが、安定動作のためこうしています。他、SQ動作確認の為にLEDを信号時点灯するように追加しています。
■SQ回路のBottomパターン。
実際にテスト中のブレッドボードです。
■455KHz
FMワイス検波回路(FM復調回路)
■SQ回路です。
■FM復調回路とSQ回路のドッキング状態
最初調整を7MHzにて行ったのですが、CWでは連続したキャリアでないので、信号に合わせてSQが閉じたりり開いたりとSQの確認用の受信信号としてはあまり望ましくありませんでしたので、信号の出ていない7MHzの受信周波数で、SSGから7MHzのFM信号(5KHzデビエーション:信号1KHz)を出してSSGの信号ON/OFFにてSQの動作確認とレベル設定状況を確認しました。少しSQが閉じるときに若干遅延がある感じでしたが、コンデンサの容量調整で変更可能なので、先ずはそのままにしてあります。まずまず上手く動作してくれています。
回路図と実際の配線を確認していたところ、1点コンデンサの抜けがありました。これから急遽修正開始します。ワイス検波のIFTの3ピンからGNDへのコンデンサ47PFです。パターン修正も行います。集中力がなくなって来ると抜けが起きやすくなります。回路図に無いと、どうしようもありません。パターンにでてきませんから!注意しませう。
つづく?
続きを読む
JR-310プチレストアその15
(2023/5/5 9:26:25)
JR-310受信器のAM信号の復調波形と追加したFM復調回路のIF信号の比較をしてみました。
AM回路とFM回路は独立して同時に両方とも動作しているので、簡単にIF信号波形の比較確認ができます。Hi !
FMのIFの初段に振幅制限用のダイオードとNchFETを使った2段のIFバッファー回路をFM復調のためのワイス検波回路の前段に入れた最終FM復調回路と、元々のAM回路IF信号と追加したFM復調回路のIF信号の比較です。
AMは振幅変調復調波形です。FMはリミッタが上手く効いてる周波数変調IF信号波形です。7MHzのSSB受信時のIF信号です。SSB信号でも復調回路の違いは確認できます。
オシロ波形の上側が振幅変調のIF信号AM、下側がFM 周波数変調復調のIF信号FMです。
SSB受信してる時の各復調回路のIF信号比較動画です。
今は、スケルチ動作や回路の情報収集を開始しています。
つづく?
JR-310プチレストアその14
(2023/5/5 2:41:55)
JR-310用のFM復調検波回路もバッファーを1段増設の2段回路としました。通常時のFMのホワイトノイズがそれらしくなりました。バッファー1段追加する場合も、バイアス点を上手く設定しないとFMの信号が明瞭に復調できません。信号の波形をオシロスコープのDCモードで確認し信号の電源電圧に対しての動作点を確認する必要があります。AMモードからFMモードへ切り替えた時に特に信号源のノイズの変化がいかにもFMモードで動作してるザーッというノイズ信号なので、モードの違いがわかります。振幅変調と周波数変調の違いです。特に今回はリミッター効果をさせるためにダイオードを入力に入れてみました。振幅制限としています。このダイオードの挿入により入力信号の振幅が一定以上にならないので、FMのリミッターとしても効果がありました。
上記を含めた回路図も変更がありました。FETバッファーが1段から2段のIFバッファー回路に変更になりました。それと上記記載のIF信号入力端子にリミッターダイオード2本の追加です。
パターンも大幅修正になりました。修正する点が多いので、ついでに、455KHz
IFTの回路記号とフットプリント、また、10Kのケースアースも追加してみました。IFTを最終のライブラリとして使用できるように修正です。今回のIFTはコンデンサは内蔵していない455KHzのIFTですので外付けのCで同調をとっています。
■回路記号の修正
■フットパターンはEAGLEのマネージドライブラリに似たものがありましたが、フットバターンは4個のランドしかなかったので、回路シンボルは新たに1pin追加の全部で5本のフットパターンとして修正利用しています。ケースアースも2ピン追加しています。
なお、前の作成した仮のライブラリは寸法を間違えて大きなフットパターンで作製していたので、今回は間違いなく10KのIFTサイズに修正しています。
回路図を修正した後に、最終のパターン修正を行いました。
左上がIFバッファー回路とその下側がワイス復調回路です。その下が電源電圧部です。
右側はArduinoNANOでの1’st
OSCでバンドSW端子がアースされた端子に連動したバンドのDDS出力周波数(局発OSC信号)が出力される回路です。
■基板切削用にポリゴン処理実施にて、ガーバーデータ準備完了です。
パターン化は完了していますが、切削アプリが...!
つづく?
execution time : 0.072 sec