無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
JH6JRN (2024/3/11 19:35:36)
現在データベースには 53 件のデータが登録されています。
今年もALL-JAの季節がやってきました。
前哨戦として3年ぶりに、人気の高い垂水市4615に移動運用を行います。
急ですが、2021/04/11(日)を予定しています。
鴨池港7:10発、8:00頃から設営、8:30頃運用開始予定
前回の様子はこちら↓
第2回フェリーでGo! 車を使わず垂水4615移動運用
運用道具は次の写真の他にアンテナポールが追加されます。
総重量11.6Kg (参考:第1回目の重量=25Kg)
前回のTS-690Vに比べるとIC-705は比較にならないほど小さくて軽いので、小さなバッグにパドルと一緒に運びます。
またバッテリーも鉛電池から自作Li電池2セットへと進化し、もはやコロコロは不要。
4~5時間程度の運用を見込んでいます。
フルサイズDP+10W、7-28MHzでQRVできる予定です。
まとめ
1.鴨池港まで車で荷物を運ぶ。駐車場は無料。
2.人間だけ往復運賃¥1,000(前回¥960)で荷物をフェリーにのせ、垂水港で下船。
3.垂水港のすぐ近くにある公園を運用場所にする。
4.電源はLiバッテリー(前回は鉛)、アンテナはギボシアンテナ(7M〜28M)、リグはIC-705(10W運用)(前回はTS-690V)
5.PCは使用せず、KeyPad(前回メモリーキーヤー)でCWを出し、ログは手書き紙ログ。
6.昼食は弁当+水筒。トイレは公園トイレ
---------- 2021/04/14追記 ----------
■移動運用報告
1.いざ垂水へ
予定より30分ほど遅れて5:30起床。昨日中に準備が整っていたので何とか6:35のフェリーに間に合いました。
フェリーから北方向に見た桜島↓
フェリーから南方向、中央付近遠くに開聞岳が見えます。いい天気です♪
このあたりを航行中。
公園について目的の東屋へ行くと、なんと老朽化のため使用禁止になっているようでした。(T^T)
2.移動局設営
公園の隅の方に遠慮してアンテナを張りました。
6mHギボシダイポール。バランは先日作った1:1バランです。
ポールはつなぎ式ステンレス物干しざお、園芸ロープで作ったステーで4方向へ張ります。風にも強いです。
いつも公園を利用しているターゲット・バード・ゴルフの皆さんに「アンテナが邪魔になりませんか?」と問うと、
「丁度コースの真ん中にアンテナがある」とのこと。あらら。
「もっと中ほどならいいよ」とのことで内側へ約6mほど移動しました。
アンテナの真下にブルーシートを広げてリグをセッティングしました。
3.運用
8:57 7MHzCWでスタート。
しばらくするとパイルになり、10Wにもかかわらずたくさんの局に呼んでいただきました。
普段のコンテストで聞かないようなコールサインも多く、1stの方も多かったような気がします。
4.QRP局
この日は福岡県大牟田市で「三池高校JA6YJK無線部時代の相棒」がFT-818でモニターしていました。
始めは届いていないようでしたが、10:40ころから急に九州6エリアが強力に入ってくるようになりました。長崎、山鹿・・・
携帯で「6エリアが入ってくるようになったから聞いてみてくれ」と連絡すると、なんと彼のコールサインが聞こえてくるではありませんか!
初めてのCW交信だったそうで、若干たどたどしくはありましたが、私の初交信よりずいぶん上手だったと思います。(笑)
5.Li電池の消耗は?
なんと1台目(2000mAh×8本)の電圧が15V程度に下がったものの、まだまだ余力のある状態でした。
もう1台は使用せず帰宅しました。
6.データ分析
紙ログからCTESTWINのオフラインモードでデータ入力し、データの分析と、HamLog用データを作成します。
全エリア交信できましたが、6エリアが以外に多い。
11:29から10MHzに移動しました。
なんと30分ほどの間に30局ほど交信しています♪
その後、14MHzに行きたかったのですが、DXコンテスト真っ盛りで私の力量では対応できなさそうでしたし、疲れも出てきたので今回はこれで引き上げることにしました。
また機会を作って14MHz以上をサービスしたいと思います。
交信いただいた各局ありがとうございました。
あ~腰いたい。テーブルと椅子が欲しい。
移動用に1:1バランを製作したい。
目標:入力電力50W以下、使用周波数3.5~28MHz
■これまでの経緯
HAMを再開したころハムショップにあった材料:T-80#6で以前21MHzVDPのバランを作ったことがあり、当時14~28MHzで使用できていたもの。トリファイラー巻きで5回巻いたものだったと思う。アンテナハンドブックの記事からみようみまねで作った割にはアメリカ西海岸とSSB交信実績あり。
このバランを使ってギボシダイポールを作ったのだが、その後DiamondのBU-50(1.7~40MHz)を入手したためバランのみ入れ替えて使用してきた。移動して参加する各種コンテストで長年使用してきたものだが、先日アンテナアナライザをお借りして調べてみるとハイバンドの整合性が悪い。同調周波数が希望するところとずれているのは理解できるが、SWRもすとんと落ち切っていないではないか。
これはいかん!アンテナチューナーでごまかしている場合ではない。
というかIC-705ではチューナーを使わない方針なので、アンテナをきちんと整合させたいのである。
■バランの概要
トロイダルコア:アミドンT-80#6(手持ち。黄色) Optimum:10MHz-90MHz, Typical:1-120MHz
線材 :Φ0.8mmエナメル線(手持ち)
巻線長:計算値27cm+余裕10cm=約40cm
※参考:jf1vruさんのトロイダルコアの計算(カーボニル鉄コア)
巻き方:トリファイラー巻き ※参考:アンテナハンドブック
巻き数:12T ローバンドでは使用実績がない。アンテナハンドブックでは10Tと書かれており、3.5MHzで巻き数が足りないといけないのでまずは12Tとしてみる。
コアが大きくないのでこれ以上は巻くことが困難である。
■巻き方 ※参考:大進無線さんのHP
1.材料をそろえます。
2.線材を半分に折り、コアに通して丁寧に巻いていきます。
3.固定用の基板に線材を通します。
基板の穴を通すときに一つずらすことで配線がしやすくなります。
両側の線材は外側に、真ん中の線材を内側に倒すとトリファイラーの配線が簡単にできます。
4.基板から線材を通すとコイルが基板に固定され扱いやすくなります。
5.ケースに組み込むよう線材の長さを切りそろえ、ラグを取り付けます。
6.ケースに入れてラグをねじ止めします。Mコネの心線は直接半田付け。いい感じになりました。
実験は続く~
製作したバランを6mhギボシダイポールに組み込み、IC-705のSWR測定画面で各周波数での特性を測定した。
7MHz アナライザで測った同調点は 6.98MHz
同調点ではしっかりSWRが落ちている。
10MHz アナライザで測った同調点は10.26MHz
バンド内ではいまひとつあっている気がしない。
14MHz アナライザで測った同調点は14.20MHz
同調点ではしっかりSWRが落ちている。
18MHz アナライザで測った同調点は17.86MHz
バンド内ではいまひとつあっている気がしない。
21MHz アナライザで測った同調点は20.86MHz
同調点ではSWRが落ちているが、落ち切っていない。
24MHz アナライザで測った同調点は24.23MHz
SWRは低い値だが、いまひとつあっている気がしない。
28MHz アナライザで測った同調点は28.47MHz
同調点でSWRが落ち切っていない。
まとめ
どうも高い周波数の特性が良くない。
巻き数が多かったのかもしれない。
(それにしてもワークバンドの特性は不思議な感じがする。)
もう一度巻き数を減らしてトライしたい。
実験は続く~