無線ブログ集
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ロジックICの出力は0V~Vcc。今回は電源を5Vにしているので0~5Vの方形波が出力されます。これを増幅するわけですが、136kHzという低い周波数であることを利用し、パワーMOS
FETを用いることにします。ロジックICの出力は電流こそ少ないですが、電圧の振幅は前述のように充分。MOS
FETなら入力インピーダンスが高いので、ドライバー段を設けなくてもロジックICでいきなりファイナルをドライブできるのではないかという目論見です。
※実はここで重要なことを見落としているのですが、それは後日の記事で・・・
で、秋月のWebカタログでパワーMOS
FETを安い順に並べたら真っ先に出てきたのが2SK4017。なんということでしょう!
74HC4017で分周→2SK4017で増幅
というダジャレのような構成にすることができます。免許申請の際の送信機系統図にもしっかり記載されるんです。これは面白い!というわけでファイナルは4017に即決!(笑。
ここまで決まったらどのくらいパワー出るのか気になって仕方ない。使い回しの基板にコイルもリードインダクタといういい加減なバラックでとりあえず動かしてみると、50Ω負荷で73Vp-p、オシロによると実効値は14.3V。ということは出力4W弱か?HF用のパワー計だと検出用のコアの周波数特性が範囲外でしょうから、50Ω終端型のFCZのQRPパワーメーターで測定してみました(これも周波数範囲は1MHz~となってますが・・・)。測定範囲は最大でも2Wまでのため、そのままでは振り切れてしまうので10dBのアッテネータをかまして測定してみると0.5W付近を示しました。だいたい計算通りみたいです。しかし波形がなんだか尖っているのが気になる・・・
~つづく~

少し間が開いてしまいましたが135kHz送信機の続きです。発振回路の出力レベルを整えたところでいよいよ分周。
10→5→2分周の予定だったけど、タイミングチャート見ていたらCarryOut(12pin)から出力すればDutyが50%になることに気づく。というわけで10→10分周の2段階で136kHzを得ることにします。
左:1.36MHz 右:136kHz
時々ヒゲが出るのがちょっと気になるけど、無事に分周できDuty50%の方形波が得られました。さてこの出力をいよいよ・・・
~つづく~

最近、仕事帰りのモービルでよくHF帯を聞いてます。コンディション良いと平日でもあちこち賑やかに聞こえていて楽しいですね(^^)
HF帯には国際ビーコンというものがあります。世界16か国に設置されたビーコンが連携し、時間が重ならないようリレー形式で信号を発射していくというものです。3分で16か国を1周するので、同じ周波数を 3分間だけワッチ
していればおおまかにどの方面がオープンしているかが分かるという、非常に便利なシステムです。さらにコールサイン送出のあとには 100W→10W→1W→0.1W
と4段階にパワーを切り替えながらキャリアを送信するので、どのくらい強力なオープンなのかも分かります。
CWモードが受信できるHF機やBCLラジオをお持ちの方は聞いてみてください。あちこちの信号が聞こえてくるのをワッチしているだけでも結構面白いですよ。
なかなか腰を据えて大きなアンテナで移動運用をする時間が取れないので、最近はモービル走行中に強く聞こえている局を呼ぶことが多いですが、短いモビホ+QRPでも結構飛んでいくのでビックリしてます。CQ
WW DXコンテストのときはロシア局と交信。そして今日はミクロネシアとできました(^^)
特にこのミクロネシア局は今週何度も聞こえていたのに呼べど叫べど届かずでした。今日も1コール目はCQが返ってきたので「やはりダメか~」と諦めかけましたが、2コール目にタイミング良くコンディション上昇したようでピックアップしてもらえました。その後はファイナルまで危なげなくQSO。いやぁ~、久々のNEWカントリー(といってもまだ数える程しか交信してませんが^^;)、興奮でした!
7大陸制覇するまではQRPで! という自分ルールがあるので今回ももちろん
QRP5W です。モビホからだとかなり苦しいですが(^^;)
現在はまだアジア・ヨーロッパ・オーストラリアの3大陸のみ。コンディション良いうちに21MHzのデルタループ出動させたいなぁ。

11/1(日)に掛川市の粟ケ岳にて開催された静岡フリラミーティング(別名:東海DXCB無線クラブミーティング)に参加してきました。
やるぞやるぞと言われつつ未だ行われたことのないラジオ体操、9:50からでしたが自分は10:00に到着したため今回こそ行われたかどうかは定かではありません。
お久しぶりの局、初めましての局、県外からの遠征局など大勢集まっておりビックリしたのですが、さらにミーティング中にも次々にいらっしゃる方が。カナガワZX9局さんまで駆けつけてくださったのには驚きました。
恒例のジャンク争奪じゃんけん大会も大盛り上がり。東海DX-CB無線クラブ30周年記念ということで、目玉景品はなんとRJ-570!ポータブル機を所有していない局限定じゃんけん大会も非常に白熱しておりました。
各局、大変楽しい時間をありがとうございました。話に夢中になりすぎて動画どころか写真1枚しか撮ってませんでした(^^;)
FB EB TNX!(50音順)
アイチHZ76局
あいちKY909局
アイチMS17局
カナガワZX9局
ながおかHR420局
カケガワLX76局
キクガワSH518局
シズオカAA596局
シズオカAD964局
しずおかAE86局
シズオカBF109局
しずおかDD23局
しずおかDL8局
しずおかDW33局
シズオカHR120局
シズオカMM316局
シズオカNH781局
シズオカTK19局
シズオカYS37局
シズオカ076局
ハママツAF59局
ハママツMO130局
シズオカAR96

10月は仕事がめちゃくちゃ忙しかったのですが、ようやく一段落。というわけで今日は久しぶりに休みをとってのんびり過ごしました。
午前中に野暮用を済ませ午後から活動開始。東名高速の浜名湖サービスエリア西側へ。会社の釣り好きな先輩情報によると最近このポイントでクロダイが上がっているとのこと。風が強かったので極細PEラインにタングステンバイブレーションをサイドキャストで。でも全然飛ばん(^^;)
アタリもなく強風で疲れたのでそろそろ撤収するか~とクルマに乗り込み、掲示板を見ると・・・おやおや!?ひょうごCY15局が 日本の最西端、沖縄県与那国島 から今まさに運用開始との書き込みが!
こうしちゃおれんとロッドをロッドアンテナに持ち替え(笑、再び湖畔へダッシュ!運用開始直後に良好に入感、アッサリQSOできてしまいました。コンディションもさることながら、この場所も良かったのでしょう。なんたってしずおかDW33局が沖縄とバンバンQSOされているポイントですから(^^)
久しぶりの市民ラジオ運用、楽しかったです。クロダイは釣れなかったけど充実した休日になりました。
<ログ>
市民ラジオ SONY ICB-870T
1445 ひょうごCY15局 52/52 沖縄県与那国島

先の記事にも書きましたが、74HC4017の入力レベルは LOW:1.35V以下、HIGH:3.15V以上
としたい。もうひとつの制約事項として Vinは0V~Vcc
という記載もデータシートにあります。またVccは4~6Vが定格。結構狭い範囲で振幅をコントロールしてやらないといけませんね。
発振回路の出力はプラスマイナス両側にほぼ均等にスイングしてます。これを以下のようなレベルに収めたいです。
・マイナス側をカットして最低レベルを0V以上に
・必要な振幅を確保しつつVccは超えない
・出力のDutyをできるだけ50%に近くするためHIGHレベルを超える時間を長くとりたい
正弦波のピークで一瞬超えるだけだと出力波形(方形波)のDutyはすごく低く(幅の狭いパルスに)なってしまいます。
さてどうするか?真っ先に思いついたのはギターのエフェクター作りで用いたクリッパ回路。ダイオード2本で波形の上下を削り取れるので振幅制限ができます。しかしボトムを0V以上にすることができない。
<クリッパ回路>
2本のダイオードを信号線とGNDの間に向きを交互に入れることで波形の上下を切り取る。ダイオードのVf(順方向電圧)を超えた分がGNDに流れる。
「過電圧保護回路」などのワードでGoogle検索してみると信号ラインと電源ライン、および信号ラインとGNDラインの間にダイオードを入れたものがヒットしました。
<過電圧保護回路>
電源+ダイオードのVfの合計値より高い電圧がかかったときには信号ラインは電源ラインに短絡され、GND-ダイオードのVf以下の電圧がかかったときにはGNDに短絡するというものです。他にもリミッタ回路とかいろいろ呼び名があるようです。
これを試してみたところ、波形が正側にシフトしてくれました。ピーク値については電源電圧よりダイオードのVf分高くなってしまうので74HC4017の推奨入力レベル:0V~Vccよりちょっと高くなりますがこれは発振段の出力調整でVccを超えないレベルに調整することにします。
左:ダイオードなし 右:過電圧保護回路あり
その他、調べた項目として・・・
<クランプ回路>
ダイオードとコンデンサのみで波形を正側にシフトできる回路です。入力信号が負の半周期のときはGNDからダイオードを通ってコンデンサが充電され、正の半周期のときは入力信号とコンデンサが直列になるので2倍の振幅になる(片側の振幅が2倍なので元の正負両側を合わせた振幅と同じ)。
さて、いよいよ次回は分周です!

一緒に135kHz出ようぜ!と無理やり巻き込んだシズオカVM35局が、水晶とトロイダルコアを入手したので分けてくれるというのでありがたくお言葉に甘えました。T130-#1と13.6MHzの水晶です。トロイダルコア活用百科に記載されている対応周波数からすれば#3材(0.02~1MHz)の方が良いのでしょうけど販売しているところが見つからず。まぁ#1材でも150kHz~なので大丈夫でしょう。
よく使っているT37-#6と並べてみる。T130ってめちゃデカいな~。
原発振について、これまで8.6436MHzでやろうとしてましたが、狙い通り63分周できたとして得られる周波数は137.2kHz。バンドプランは135.7~137.8kHzなのでバンドエッジギリギリな感が(^^;)
単なる手持ちの都合で決めただけで特にこの周波数にこだわる理由は無いので、分けてもらった水晶で
13.6MHz発振→100分周 で136kHzを得ようと思います。また、何段階か分周する場合には
最後に分周するのを2分周とするとDuty50%の波形が得られる
ようなので、後に方形波から正弦波にするときにも都合が良い。13.6MHzなら10分周→5分周→2分周とやればOKです(2段階でDuty50%を得る方法があることに後から気付きました。詳細はまた後日、分周回路の記事で)。それに当分の間の交信相手はシズオカVM35局のみでしょうから(笑、周波数が同じ方が都合が良いです。
さて、それでは発振回路からやり直し。またもや無調整発振回路です。
やはり8MHzの時と同様、エミッタからベースへのフィードバックコンデンサを付けると発振してくれません。値を色々変えていけば発振するところが見つかるかもしれませんがとりあえず無しに。水晶は周波数可変範囲を拡大するべく2個パラにしたスーパーVXOとしてみました。このLとCの組み合わせで可変範囲は 5kHz ほど。100分周すると 50Hzしか動かん (^^;)
LとCを追い込んでもっと可変できるようになったとしても2kHzあるバンド内をカバーするのは難しそうかな~。周波数安定度の面でも不利になりそうなのでVXOは諦めて周波数は1波固定にすることにします。
出力を測定してみると1kΩ負荷時に-0.6~+0.96V。50Ω負荷だと発振停止しました。次段の74HC4017の入力レベルはVlow=1.35V以下、Vhigh=3.15V以上となっていますので最低でも2Vp-pくらいの振幅を確保しないとLOWとHIGHの差異が認識されないことになります。そこでもう1段増幅してみる。
コレクタの負荷は抵抗よりもコイルの方が出力が稼げます。いまいち理由が分かっていなかったのですが、コイルに蓄えられたエネルギーが放出されるためコレクタには電源電圧より高い電圧がかかるということらしいです。コレクタの負荷にするにはどのくらいのインダクタンスが最適なのか?50Ω狙いが良いのか、それともRFCとして働くくらい高いインピーダンスになる方が良いのか。まぁ実験してみた方が早いよねってことで3種類試してみました。
10μH・・・-5.4V~+5.4V(10.8Vp-p)
47μH・・・-4.1V~+4.4V(8.5Vp-p)
330μH・・・-3.0V~+3.2V(6.2Vp-p)
※いずれも無負荷の値
2段+L負荷によりそこそこの振幅が得られました。しかしいまいち納得いかん。波形も綺麗じゃないし(47μHや330μHなんて 三角波
だし・・・)、できるだけシンプルな構成にしたい。というわけでまたまた作り直し。記事に載せてないのも含めなんだかんだで 5回目くらい (笑。
綺麗な波形を得るにはやはり共振回路かな、というわけで無調整発振回路をやめてコレクタの負荷を並列共振に。この形は以前5次オーバートーン発振のときにもやりましたが、Icが少ないと安定しなかったため今回は16mAも流してます(^^;)
その甲斐あってかビシっと安定。とりあえずこのままいじり、最終的な仕様が決まったら安定性を見ながらIcを絞っていこうと思います。
左:振幅2.2Vp-p 右:振幅7.9Vp-p
共振回路のトリマを回していくと振幅がずいぶん変わります。振幅が大きくなるほど波形は汚くなります。1.0Vp-p以下では発振停止しました。エミッタ抵抗に並列にパスコンを入れてみましたが安定度が悪くなったり出力が小さくなったりしたので外して抵抗のみとしました。
さて、1段でも綺麗な波形でそこそこの振幅が得られましたので発振回路はこのへんにしていいかげん次に進みたいと思います(^^;)
~つづく~

公私共に多忙で更新が滞ってしまいました(^^;)
発振が確認できたところで今度はVXOに挑戦。まずはアキシャルリード型のインダクタとトリマコンデンサで動かしてみます。1μH,8~60pFくらいの組み合わせで200kHzほど動きました(^^)
しかしトリマコンデンサでは運用中に自由に周波数を変えることができません。じゃあポリバリコンに、となるのでしょうけど、ポリバリコンってすぐに中のフィルムが破れてしまうイメージがあり好きではありません(安物使ってるせいかもしれませんが^^;)。そこでバリキャップを使ったVXOを試してみます。色んな製作例を参考に組んでみたのが以下の回路。
Lを1μH~10μHまで変えてみましたが100Hzくらいしか動かない(>_<)
そこでLとCの値を手当たり次第に変えてみたところ500Hzくらいまで可変範囲が広がりました。しかしこれは8MHzでの話。このあと9分周×7分周=63分周するので可変範囲も63分の1。ということは 135kHzでは10Hzも動かない (笑。やめたやめた!送信周波数は1波固定にしよう(^^;)
とりあえずこれで74HC4017に入力してみたところ、分周はなんとかできたものの波形が汚い。
左:9分周後の3.2MHz 右:さらに7分周して137kHz
周波数もなんだか不安定です。写真の通りブレッドボードにビロビロに長い配線でやっているせいでしょう(^^;)
とりあえず分周までできそうなことまで確認できたので最短配線で基板に組んでみます。
~つづく~

カウンタICの使い方がなんとなく分かったところで分周回路に挑戦します。手持ちの水晶は2MHz~50MHzくらいまで。この中で分周して135kHz帯に合うものを電卓叩きながら探します。あーでもないこーでもないと色んな分周の仕方を試し、8.6436MHzの水晶を使うことにしました。
8.6436MHzを9分周⇒960.4kHz
960.4kHzを7分周⇒137.2kHz
こんな感じ。というわけで早速水晶発振です。
オーバートーンでもないので共振回路なくてもいいか、ということでまずはコルピッツ型の無調整発振回路にて実験。しかし全然発振してくれません。分圧しているCの値を変えてみてもダメ。結局、分圧コンデンサ無しにしたら安定して発振してくれました。フィードバックが減る分、出力下がるのかな?まぁ発振段は出力よりも安定性重視としたいのでこれで良しとします。
~つづく~
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