無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
リンク 単体表示
シズオカAR96/JR2GUI (2024/11/22 13:05:05)
現在データベースには 279 件のデータが登録されています。
カウンタIC 74HC4017
(2015/10/9 21:39:51)
周波数を整数分の1に下げる分周回路。これをやってくれるのが74HC4017とか74HC390とかのカウンタICというものらしいです。ネットの製作例やデータシートに論理回路記号が並んでいたのを見て一気にテンション下がりましたが(笑、分かってくるとこのICすげぇ面白い!
今回は74HC4017を使う事にしましたのでコレについて学んだことを簡単に覚え書き。ものすごーく大雑把に言ってしまうと、 入力にされた信号を1周期ずつ10本の出力ピンに振り分ける
のが仕事です。Q0ピンに1周期出力させたら次はQ1ピンに1周期・・・と振り分けていき、Q9ピンまでいったらまたQ0ピンに戻る。やることはこれだけとシンプルなのですが、使い方によっていろんなことができます。
データシートより抜粋したタイムチャート。横軸が時間、それぞれの線はICの各ピンの電圧を示しています。一番上のCP0が入力信号。これを受けて、5段目から下の各ピンで波形が1周期ずつ振り分けられて出力される様子を示しています。元の信号に対し10分の1の周期、すなわち10分周(周波数が10分の1)されているわけですね。Q1~Q9はDuty比が10%と低いですが、一番下のQ5-9ピンからは入力の10分の1の周波数でDuty比50%の波形が出力されています。
よくある「 とりあえずの製作例
」、LEDの順次点滅をやってみました。入力信号はタイマーIC555で作り、Q1~Q5の出力にLEDを繋いでいます。10ピン全てにLEDを繋がなかったのは単なるスペースの都合です(^^;)
またICにはリセットピンというものがあり、このピンに入力があるとカウントがどこまで進んでいても強制的に1ピンからやり直しになります。これを利用して、例えば5番目のピンに出力が出たとき、その電圧がリセットピンにかかるようにしてやると、毎回1~5までカウントして1に戻ることになります。ということは、1~5の各ピンには入力の5分の1の周波数が出てくる、すなわち5分周の回路になります。2番目のピン出力をリセットにつなげれば2分周、8番目なら8分周です。
他にもいろんなことができるのですが、自分の拙い説明文よりも「ブレッドボードラジオ」さんの大変FBな記事の方が分かりやすいと思いますので紹介しておきます。
次回はこのICを使って周波数の分周に挑戦です!
135kHz発振について構想
(2015/10/7 18:21:53)
さて、135kHzの電波をどうやって作り出すか?HF帯以上のバンドであれば水晶発振で、となりそうですが、135kHzの水晶なんてそうそうあるもんじゃない。サトー電気で販売されているのを見つけましたがその大きさにブッ飛びました。
画像はサトー電気HPより拝借(^^ゞ
そうか、135kHzともなるとこんなサイズになってしまうのか。値段も高価です。これは最終手段にとっておいてひとまず別な手法を考えてみよう。
まず思い浮かんだのが手元にある発振モジュール LTC1799
。HF帯では周波数ドリフトがひどかったですが、下の方ではそこそこ安定していたような?というわけで周波数カウンターで確認してみましたが、表示桁数の違いで動きが少なく見えていただけで実用に耐える安定度ではありませんでした。タイマーIC555も思いつきましたが、こちらもジッタが大きいようなので不可。
となるとやはりLC発振か。何パターンかLCの組み合わせを計算しておき、コルピッツやハートレーで発振させてみましたが、予想通り全然安定してくれません。温度補償のコンデンサとか使わないとダメだろうな~。135kHz帯はバンド幅が2.1kHzと狭いので、ドリフトがひどいとオフバンドしてしまうリスクもあります。今の自分の技術では安定したLCのVFOは作れそうにありませんので、別な手法を考えることにします。
シズオカVM35局に教えてもらったのが
カウンタIC
とやらを使った分周回路。74HCなんちゃらってヤツですか?PLLの原理を勉強したときに分周回路という名前は覚えたけど、実際のところどんなものなのかは全然分かっておりません(^^;)
さっそく「カウンタIC 分周」とか「分周回路」とかで検索してみると・・・うぎゃ!1アマの試験のときに苦しんだ論理回路記号がズラリ。これは前途多難な予感がしてきましたよ(笑。
~つづく~
波長2200mへの挑戦
(2015/10/4 20:36:47)
ここ最近、135kHz帯への興味が湧いてきました。2009年にアマチュアに割り当てられたそうで比較的新しいバンドなんですね。
<長波という未知の世界>
地を這うように飛ぶ
という伝播に興味津々。何しろ2200mもの波長ですから、建物だろうが山だろうがおかまい無しに回折しまくって乗り越えて行くのでしょう。山の向こう側とこっち側の麓同士とか、とんでもないところに飛んでいきそうでワクワクします。
<アンテナはどうする?>
2200m
という恐ろしく長い波長。フルサイズのダイポールを作ろうとしたらなんと1100mものエレメントが必要です。1/4λのホイップですら550m。そんなアンテナどうやって張るんだ?凧や風船で上げる?アースは川に流す?あまりに非現実的すぎます。それならコイルで短縮・・・となるのですが、これまたケタ違い。製作されている方の記事を見るとポリバケツに導線をグルグル巻きにしてコイルを作られています。持ち運びや製作が大変ってのもありますが、数百メートルも導線を買うとなるとコストも相当なもの。50円/mとしても500m買ったら2万5千円!フルサイズのダイポール作ろうと思ったら エレメントだけで5万円
です(笑。フェライトバーみたいなヤツでコイル作っても損失が大きいだろうし・・・逆L型とかで対地容量を稼ぐのが現実的かな?いかにして小さくするか?これまたワクワクします。
<送信機>
135kHzといえばAF(音声周波数)に比較的近い周波数。このあたりの周波数なら増幅素子はAF用のものが使えるんじゃないだろうか?トランジスタやFETは高周波増幅用でなくとも、スイッチング用なんかのヤツで使えるものがあるかもしれません。選択肢がものすごーく広がりますね!もしかしてLM386を終段に・・・なんていうアホな構成でもできちゃったり?2SC1815プッシュプルなんてのもバカバカしくていいかも(笑。HFやV・UHFではできないような変てこりんな送信機作ってみたいなぁ。妄想がどんどん膨らみます。
<EIRP(等価等方輻射電力)は1W以下>
HF以上のバンドには無い特徴がコレ。アイソトロピックアンテナ(利得0dBi)のアンテナに1Wを入力したときと同じ電界強度になるようにせよ、ということ。フルサイズのダイポールを使うのであれば利得2.15dBiなので送信機の出力は0.6Wくらいまで、逆に-10dBiのアンテナだったら送信機の出力は10Wまで、という具合。これって結局 どの局もアンテナから放たれる電力は同じ
なので、そういう意味ではフリラに近い面白さがあるかもしれません。それに市販のリグが無いのでオンエアしている局は皆自作機。金にモノ言わせたパワー競争にならないのはいいですね。
いろんな面でHF帯以上のバンドとは勝手が違う136kHz帯。難易度が高いのか、免許を受けているのは200局くらい、実際にオンエアされているのは20~30局くらいだという噂も聞きますが、非常に面白そうなのでまずは送信機作りから挑戦してみようかと思います。長い長い連載になりそうです・・・(^^;)
静岡フリラミーティングのお知らせ
(2015/10/4 17:50:31)
来る11/1(日)に掛川市粟ヶ岳にてミーティングが開催されます。今現在フリーライセンス無線(以下フリラ)で遊んでいる方はもちろん、これからフリラを始めてみようかな、フリラに興味がある、という方も歓迎です。静岡県外からのご参加も大歓迎です。粟ヶ岳はグランドウェーブで1エリアも狙える好ロケーションですので、アイボールだけでなく運用も楽しめると思います。
~Shizuoka License
Free Radio掲示板より抜粋~
日時:11月1日(日)9:50~15:00
場所:粟ヶ岳 (売店の1ランク下がった駐車場)
雨天時中止の可能性あり。
09:50 ラジオ体操(いつも数局からの希望ありますが、ナゼか実現してません)
10:00 会長からミーテングの御挨拶と口演
10:30 技術交流会及び実戦グランドウエーブDXタイム
11:30から13:00 F層-DXタイム、DX経験少ない方、県外局が優先です。
13:00から14:00 恒例のジャンケン景品会。
14:00 役員会議(後継者育成、今後の方針、問題点等)
15:00 閉会式会長の御言葉
場所:粟ヶ岳 (売店の1ランク下がった駐車場)
雨天時中止の可能性あり。
09:50 ラジオ体操(いつも数局からの希望ありますが、ナゼか実現してません)
10:00 会長からミーテングの御挨拶と口演
10:30 技術交流会及び実戦グランドウエーブDXタイム
11:30から13:00 F層-DXタイム、DX経験少ない方、県外局が優先です。
13:00から14:00 恒例のジャンケン景品会。
14:00 役員会議(後継者育成、今後の方針、問題点等)
15:00 閉会式会長の御言葉
秋の一斉オンエアディ NX-miniでDXチャレンジ!
(2015/9/22 17:03:54)
浜松各局+アイチHZ76局と浜松市天竜区の竜頭山(1352m)に移動してきました。いつもは山頂手前のポイントでクルマを横付けにして運用ですが、今回は乗鞍岳に移動するというながおかHR420局&ギフYN104局狙いで山頂近くの展望台まで徒歩で登りました。現地に着くとアイチKY909局が一足先に運用されており、6局での賑やかな合同運用でした。
今回はF.R.Cのアンテナ内蔵特小「NX-mini」でのDXチャレンジに挑戦。しずおかDL8局が絶妙な距離に移動してくださり1WAY、2WAY
NX-miniでのスリリングな交信を楽しむことができました。2WAY
NX-miniでは直線距離39km:奥浜名湖展望公園⇔竜頭山、1WAYでは71km:愛知県田原市蔵王山⇔竜頭山をマーク。次なる目標は1WAY
100km超え、2WAYは70kmかな。
蔵王山との交信では、なぜだかリグを横向きにした水平偏波の方が受信感度が明らかに向上。NX-miniだけでなく他のロングアンテナ機種も一様に同じ傾向でした。蔵王山とは見通しのはずですが、もしかしたらどこかに反射してきた電波の影響も受け、偏波面がズレていたのかも?
また蔵王山側ではだいぶノイズレベルが高かったようで、これも受信のハードルを上げていたのかもしれません。FMといえどギリギリの交信では極力ノイズの少ないポイントへ移動することが大切ですね。
残念ながら乗鞍岳は特小レピータ、市民ラジオ共に撃沈。北岳移動のカナガワZX9局も運用中との情報を得ていたので期待しましたがダメでした。
各局、FBなQSOありがとうございました!
<ログ>
特定小電力無線 F.R.C NX-mini
1145 しずおかDL8局 M5/M5 奥浜名湖展望公園 2WAY
NX-mini
1526 しずおかDL8局 M5/M5 愛知県田原市蔵王山 1WAY
1601 しずおかDL8局 M4/― 愛知県田原市蔵王山 2WAY
NX-mini
市民ラジオ HITACHI CH-580
1540 シズオカHR120局 51/56 掛川市粟ヶ岳
1550 しずおかDD23局 52/53 富士山4合目(山梨県側)
1610 しずおかDL8局 57/55.5 愛知県田原市蔵王山
1633 なごやCE79局 51/51 長野県王滝村御嶽山中腹
サワラ釣ったどー!
(2015/9/13 22:12:17)
なぜだか急にジギングがやりたくなり、会社の同僚と行ってきました。
浜名湖弁天島から出船し、いつも陸っぱりから竿を出していた今切口を抜けて遠州灘へ。今日はそれほど波が荒くないとのことでしたが、それでも船が浮く程のウネリ。乗り物酔いはかなり強い方なのですが、初めて船酔いしました(;´Д`A
胃の中からコマセを撒きフラフラになりながら竿を出し、エソとカマスをゲット。しかしその後続かず『早めに上がりませんか?』と弱音が出そうになりかけたときのこと。
フォール中に突如糸フケが!着底までには早いはず?と巻いてみるがやけに軽い。もしや!とシャクると乗りました(^^)
食い上げてたんですね。上がってきた魚影みて仰天!78cmのサワラでした。
食ってからどんどん浮上してたようであんま引かなかったのでまさかこんな大物がかかっていたとは思いませんでした。これで一気に船酔いもふっ飛びました(笑。
その後は反応が鈍くなったのでジギングサビキに切り替えてアジ・サバ狙い。口切れでバラし頻発でしたがなんとかアジ4匹ゲットして納竿となりました。
サワラは早速刺身とムニエルに。パサパサであまり旨くないイメージがあったんですが覆りました。特に刺身は初めて食べましたがすげぇ旨くてびっくり。やはり新鮮ってのが一番ですね。
そうそう頻繁には行けませんが、またいつかやりたいなー。来年の夏はシイラ狙いかな(^^)
Pixie2 ~妖精という名のトランシーバー~
(2015/9/6 17:11:09)
ダイレクトコンバージョン受信機について調べていたとき、とある小さな基板の写真が目に止まりました。手のひら程のサイズにトランジスタが2つとICがひとつ。これでトランシーバーだというではありませんか!送信機ではなくトランシーバーというのがびっくり。興味を惹かれ回路図を見てさらにびっくり。トランジスタの1つは水晶発振、そしてもう1つは 送信の終段と受信の初段(ミキサー)を兼ねています。
局発とMIXされてAF信号となりLM386で増幅。つまり受信はダイレクトコンバージョンです。
LPFを通すと波形も綺麗になりました。
こんなやり方があるのか!こんなに少ない部品でトランシーバーが出来てしまうのか!と衝撃を受けました。限界まで削ぎ落とされた究極にシンプルな回路には美しさすら感じます。この回路はアメリカで販売されていたPixie2というキットが元ネタのようです。※回路図は転載するわけにはいかないので色んなHPを見ておそらくこれが元ネタだろうという定数にしてあります。もしかしたら本当の原典とは異なっているかもしれません。あしからず。
いてもたってもいられず早速作ってみることに。最近よくやる生基板+空中配線です。ユニバーサル基板より配置の自由度があるため小型化したいときに使うようになりました。GNDを広く取れることも異常発振防止に効果的だと思いますが、まだ知識や技術が伴っておらず生基板のメリットを活かせておりません(^_^;)
とりあえず発振段を組んでみたらちゃんと7MHzで発振してくれました。ただし波形は尖ったような形でお世辞にも綺麗とは言えません。コンデンサの分圧比を変えてみましたが綺麗にはならなかったので原典通り100pF×2としました。
次の終段を組んで波形を見てみたら・・・ありゃ?とんでもなくクリップしてる??直流電圧を測ってみたらエミッタ抵抗両端で9.5V、ブリーダ抵抗でー0.6V???なんだこりゃ?としばらく悩みましたが、良く考えたらダイオードを介した電源もつないでやらないとバイアス狂っちゃいますね(^_^;)
で、もうここまできたらあとちょっとなので一気に組んでしまいました。組み込み予定のケース(タカチのMB-M1)に合わせて基板を先にカットしてしまいましたが、ちょうどピッタリ収まってくれて一安心。
さて、出力はいかほどに・・・?
おぉ!70mWも出た!AR-01(キャリブレーションのキット使用 50MHz)では同じく2SC1815の2段増幅でも12mWほどでした。周波数下がるとこんなにも違うんだなぁ~とびっくり。製作記事の中には20mWくらいしか出なかったというものもいくつか見られましたので、結構パワー出ている方なのかもしれません(^^)
受信に関してはLTC1799で7.023MHz付近の信号を出すとビート音が聞こえましたので一応ちゃんと動作しているようです。
さて、それではケースに組み込み!加工苦手なくせに小さく詰め込もうとするもんだからもう大変(^^;)
なんとか出来たー!とフタを閉めようとしたとき事件発生!なぜか電池を入れた状態で
フタを閉めると送信状態
に!?てっきりKEYジャック周辺の配線がケースに当たっているか、閉めたときに他の部品と干渉やショートしているのかとあちこち探りましたが分からず。なんだこりゃ?と悩みましたが、フタの端面(塗装が乗っていない箇所)とシャーシが接触したときに送信状態になることに気付く。そうです、GND側の端子に間違ってプラスをつないでいたんですね(笑。部品の干渉だったらBNCコネクタやジャックを移動しなきゃならんな~とヘコんでいたのでホッとしました。
というわけで無事にケースイン!レタリングも施しました。側面にスペックデータも記載してみました。手のひらサイズ・・・いや、手のひらよりも小さいサイズに仕上がりました。
背面には006P電池を背負います。KEYジャックの横にある青いタクトスイッチはジャックと並列にしてあるので、電鍵がなくても送信可能です。白いダイヤルを回すと周波数が変わります。しかし予想外だったのは周波数の可変範囲。 7.0220~7.0228MHzくらいまでしか動きません (^^;)
VXOは何も考えず適当な定数で組んでしまったので、もっと可変範囲を広げられるよう見直しが必要ですね。
回路図です。手持ちの都合で細かいところの定数は変えています。トランジスタ2N3904はアメリカではド定番の石らしいです。ということはやはり 日本ならここは2SC1815じゃなきゃいかんでしょう!
ということで。ダイオードは1N914がなかったので1N4148で。あとはイヤホンジャックをスピーカーに変えたのと、KEYジャックにタクトスイッチをパラにしているくらいです。
さて、ここまで来て大きな問題がひとつ。それは・・・
くろすけはCWが出来ない
という事実(笑。打つのはなんとか出来ますが、受信がまるでダメ。通勤時などに時々7MHz聞いてトレーニングはしているんですが全然上達しません。やはり集中的にやらないとダメですね。せっかく作ったトランシーバーを無駄にしないためにも聞き取り練習頑張ります!いつの日か、お空で超スロ~~~な微弱電波が聞こえていたら超スロ~~~に呼び返してやってください。
スパイシーアンプ
(2015/9/4 22:21:44)
ギタリストの間で以前ブームになった スモーキーアンプ
というものがあります。これはLM386というオペアンプを使ったミニアンプをタバコの箱に収めたもの。「音質?耐久性?んなちっちぇーことはどーでもいいんだよ!最高にcoolなルックスだろ?それで充分じゃねぇか!」っていうノリがいかにもギターアンプ(でも実は結構良い音する)。
先日行った神津島でBBQやりながらツレとアコギで弾き語りしたのが楽しかったのでアコギが欲しくなり、でもただでさえ物が溢れてる部屋にさらに物を増やすわけにもいかず・・・エレキは持ってるから気軽に持ち運べるスモーキーアンプ作っちゃおうか!ということで作ってみました。
<コンセプト>
・丸パクリでは面白くないのでちょびっとオリジナリティ出したい
・シールドケーブル接続は面倒なのでギターのジャックに直付けできるヤツ
(ケーブル接続するならMarshallのミニアンプあるし^^;)
・出来るだけコンパクトに
・弾き語りできるくらいの音量は欲しい
・紙箱じゃちょっとね・・・耐久性も欲しい
こんな感じ。ひとまず回路組んで試しに鳴らしてみる。スピーカーをあれこれ変えると音の差がかなり大きい。同じ8Ω0.5Wでも径が小さいと音量小さかったり音が割れちゃったり。さんざん試して結局8Ω3Wの防水スピーカー(Φ55)に決定。
スピーカーが決まったところで次は最も重要なハウジング探し。100円ショップをウロウロすること小一時間。こんなもの見つけました。
スパイスボックスと書かれています。まるでスピーカーを付けてくれと言わんばかりに大きな穴が開いてます。径も狙ったかのようにピッタリ。タバコの箱がスモーキーアンプならコイツは スパイシーアンプ か?(笑)
さーあとはケースに収めるだけ!楽勝楽勝・・・と思いきや、ステンレスってなかなか穴開いてくれない。丸いのでポンチも打ちづらいし、今回の製作で最も大変だったのは穴開けでした(^^;)
いったん小さい穴開いてしまえばそこから広げるのは簡単なんですけどねぇ。
というわけでこんな感じに収めました。電池のこと考えてなかったけどこれまたピッタリ収まってくれて一安心。せっかくスピーカーが透明なので青色LEDも仕込んでみました。さて、弾いてみましょう。
なかなか良い音してます。386は中域が強く出るのでギター向きですね(個人の好みはあると思いますが)。せっかくなのでオーバードライブも付けてみようかと386の前段に2SK117でアンプを組んでみたんですが、どうも ブリブリした荒い歪み
でイマイチ。あれこれ定数を変えて試行錯誤してみましたが好みの音にならないのでボツにしました。
ギターのピックアップコイルからの出力はシングルで300kΩ、ハンバッカーでも200kΩくらいの高いインピーダンスだそうです。そこで入力インピーダンスを高くするためFETを使用。ハイインピーダンスにするとノイズが乗りやすいようですが、今回はギター直付けのため大丈夫だろうという判断です。ギターからの出力は0.2Vp-p程度。これを増幅して386に過大入力することで歪ませてやろうと目論んだのですがダメでした。ダイオードでクリップさせた波形を適切なレベルに落として入力してやるほうが良いのかもしれません。
最終的な回路図はこんな感じです。ほとんどデータシート通りです。7pinに繋いでいるC3と5pinに繋いでいるC4,
R1は発振防止です。今回は一応入れましたが、とりあえず無しで組んでみてピーギャー発振しなければ付けなくても大丈夫だと思います。VR1は音量調整。普通は入力側に付けますが、ギターアンプの場合はわざと過大入力にして歪ませるという使い方をすることもあるため、入力側にボリュームが付いているとせっかく過大にした信号を減衰させてしまって都合が悪いため、出力側に付けるのが良いと思います。
ギターアンプ以外にもゲルマニウムラジオにつないでスピーカーを鳴らしたりとか、MP3プレイヤーにつないで音楽聴いたりとか色々使えます。部品点数が少ないので初心者にもオススメです。良かったら作ってみてください。
execution time : 0.060 sec