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feed 新しいSDRユニットで遊び始めました~その3 (2018/9/21 13:01:38)
RSP2Proにつないだ  HPF2050 (中波帯からのかぶり防止用HPF)がどの程度効果があるのか。

これはつないで時点でわかりました。フィルターのON/OFFでも明確に違います。

これをSDRunoのスペクトラムでスクリーンショットしました。
1500kHzくらい~10MHzくらいまでの帯域です。

イメージ 1
 ↑ HPFなしの状態。訳の分からんピークで目茶苦茶ですね。

イメージ 2
 ↑ HPFありの状態。ノイズ以外の中波帯の オバケ がなくなりました。

イメージ 3
 ↑ HPFあり + ガルバニックありの状態。うまいことノイズも減ってくれています。
   特に両者のおかげで、ローバンドのS/Nがかなり向上しています。

これで、短波帯のリスニングが快適になりました~!

オバケがいなくなったことと、変なノイズが減ったことで、ローバンドの3.325MHzのインドネシア局と
ニューギニア局が重なっている状態がわかりやすくなりました。
ローバンド(90mb~49mbあたり)は、了解度が上がったのでうれしいです。

※追記:SDRunoのMAIN画面にある「 MW/FM フィルター」をONにしてもこのオバケはほとんど
    なくなりません。もっと効果があればいいのに。

これでBCLについては大きな問題がなくなったので、SDRunoの使い勝手を良くすることに注力しなければ
なりません。

ウィンドウの並べ方については、前回も載せた画面を下に載せます。
イメージ 4
 ↑ こんな感じにしております。BCLの場合は、ウォーターフォール(WF)はほぼ不要ですが、
   アマチュア無線家でもある私は、WFを見ているだけで結構たのしかったり・・・。
左上が「MAIN画面」、上の真ん中が「RX CONTROL」、右上が「AUX SP」、下が「MAIN SP」です。

SDRunoの受信メモリーchがまだうまく使えていませんので、使えるようにしたいですね。
専用のウィンドウがもう1個立ち上がるので邪魔くさいですが・・・。

その他、選択度の設定など、不満な部分があるので改善してほしいです。
とは言っても、音声の波形(?)を示す AUX SP で微調整ができるので問題はないのですが。

SDRを使って、便利だな、すごいな、と感じるのは、やはり選択度設定です。

基本性能での選択性能、多信号特性、妨害除去性能は、それぞれで異なりますし、値段に比例して
向上していくことは仕方ないことです。(高級無線機ほど素晴らしいですね。)

でも単純に選択度の微調整がビジュアルにできることはSDRを使っていて本当に便利です。

IC-7100MでもPBT(パスバンドチューニング)などで良さを実感していましたが、
やはりPCの画面で微調整しながら放送局の音声を浮かび上がらせていける、というのは
感動です。

昔のように、選択度はラジオの受信回路に入っている1つのセラミックフィルターの帯域性能だけ、
高い受信機でも2つくらいのフィルター(セラフィル、メカフィル、クリフィル)の帯域性能だけでした。
もうちょっとだけ狭く、あと少し広く、なんて夢のような話でした。


もうこれだけでも受信が楽ですね。

ということで、SDRunoの使い勝手等については、どこかでまとめられたらいいな、と思っています。

で、その4に続く~。

feed 新しいSDRユニットで遊び始めました~その2 (2018/9/21 12:19:45)
前の記事の続きです。

購入したRSP2proは、受信用コネクタがSMAメスです。使用中のColibriNANOもSMAです。
やはり小型化も含めて、BNCやMコネは使えないようです。できればBNCだとありがたいのですが・・・。

SDRunoをダウンロードし、PCにインストールします。インストールしつつ、
RSP2proをPCとUSBケーブルでつなぐことでドライバーなども入る感じです。(指示に従いましょう。)

このRSP2は、受信用ソフトとしてHDSDRやSDR-Consoleなど別のソフトでも使えます。
私の場合、HDSDRを使ってIC-7100Mとの併用を試しましたが、HDSDRの使い勝手と画面の見え方が
合わなかったのでやめました。(復活するかもしれませんが・・・)

受信用アンテナ(私の場合は、LOOP10)と接続し、SDRunoを立ち上げます。

5個くらい(?)のウィンドウが立ち上がり、「なんじゃこれ!」の状態。

でもicas社のWebページを参考にしつつ、画面の整理、各種設定を行います。
http://icas.to/lineup/rsp2.htm
 ↑ メインページ。説明を読みましょう。今ならお安く買えるようですね。私は別のお店で買いましたが。

http://icas.to/sdrplay/download-2.htm
 ↑ このページから順番に読んでいけば、よくわかると思います。助かりますね~。

で、短波帯を聴き始めましたが、どうもおかしい・・・。
早速壊しちゃったかな?と思いつつ、あちこち調整しましたが、ザワザワ~としています。

この音は聞き覚えが・・・・! そうです、中波帯のNHK第1、第2の音声です・・・!

やられました~。
RSP2は感度が良すぎることと、
中波帯のハイパスフィルター(逆に言えば、短波帯のバンドパスフィルター)が入っていないので、
中波帯からのかぶりに弱いようです。

これじゃ~だめだ~!ということで、対策することに・・・。

中波帯のHPFの回路や定数はわかったので、自作するかなぁ、と思いましたが、
心と体の余裕がゼロだったので、直球勝負で商品をポチ!することに・・・。


ついでに「 ガルバニックアイソレーター 」も追加で買っておこう!ということで、
アペックスラジオ 」からまとめて購入しました。

こんな感じで接続・・・
イメージ 1
 ↑ HPF: HPF2050 はON/OFF切り替えスイッチ付きなのでありがたいです。
   中波を聴きたいときはOFFできます。
   ガルバニックアイソレーター: AORのGT-1 はすでに持っていて別の受信機でも使っています。

さて、HPFの効果は如何に~・・・。

で、 その3に続く~・・・!

feed 新しいSDRユニットで遊び始めました~その1 (2018/9/21 11:29:46)
酷暑だった今年の夏も終わりを迎え、やっと秋らしくなってきましたね。

年明けからの体調不良もそろそろ上昇させていかなければなりません。体力つけなきゃ。

そんな夏のイベント「 ハムフェア2018 」に行ってきました。(随分前の話ですみません)
イメージ 1

その時に会場に出店していた ラジオパーツ さんでSDRユニットを予約して手に入れました。
SDR Play社の RSP2Pro です。
イメージ 2

プラスチック筐体の商品(Pro無し)のほうがお安いんですが、筐体内部に金属メッシュによるシールドが
施されているとは言え、やはり金属ケース版(Pro)がいいです。

このSDRを使って受信するためには、PCと受信ソフトが必要です。
PCはあるので、受信ソフトを準備します。

まずは、推奨されているソフト「 SDRuno 」というものをダウンロードします。
https://www.sdrplay.com/
 のDownloadページから。 RSP2用は 現在 Ver1.22 です。

イメージ 3
 ↑ 初期画面ではありません。使いやすいように整理して記憶させた画面です。
   使い方は、日本語でわかりやすく説明された文書がありますので、便利です。
   各種の説明は、icas社のサイトがお勧めです。

さて、このSDRを購入した目的は、2つありました。

1つ目:より高性能なSDRユニットを使って、BCLやSWLなどを楽しみつつ、勉強したい。
2つ目:現有のICOM IC-7100MのSDR化、並列使用(受信はSDR、送信はIC-7100M)で快適に便利に。

2つ目の目的に対するアプローチは情報を集めつつ進めていこうとしています。
これについては、追々まとめていきますが、第1弾のアプローチは 失敗 しでした。
次のステップに向けて動き始めていますが、他にもやることがあり、順番にやりますね・・・。

その前にまずは、普通の受信をせねばなりません。

しかし、意外な障害が立ちはだかりました・・・。

ということで、その2へ続く・・・

feed DEGENの31MSについて~大まかなまとめ~その2 (2018/8/17 19:22:13)
続きです。

前回のブログのDC-DCコンバータを使って、自作のコントローラをまとめましたが、
さすがに小さくはなりませんね…。
イメージ 1
 ↑ 最初はもう少しシンプルでしたが、後述するスイッチングノイズ除去用フィルターを
   入れたのでごちゃごちゃしてしまいました。(電池も単3にしました。)
   その下は、31MSのコントローラです。



最後のもう一つのパーツ、ループ部とコントローラ部をつなぐケーブル。

ループ部には2線の細い同軸が使われていましたが、このケーブルには、3線の細い同軸が
使われています。

しかし、信号が通る線が まぁ~細い!髪の毛くらいな感じ。

これでは電波信号も電源、制御電圧も減衰しそうです。

仕方ないので、もう少ししっかりした3線シールドケーブルを使って、接続ケーブルに仕立てました。
イメージ 2
 ↑ 比較。上が付属のケーブル、下が自作のケーブル。



これら(純正のエレメント、自作のケーブル、自作のコントローラ)を使って、受信した結果が
この画面です。
イメージ 3
 ↑ 結構増幅してくれる感じですが、ノイズフロアーが高いです。
   いつも使っているLOOP10や広帯域ワイヤーなどでは、フロアーが 100~110dBくらいですが、
   これは90dB前後です。
   多分、DC-DC昇圧コンバータのスイッチングノイズかと思われます。ノイズ対策をもっと施し
   たいですが、アンプ部、コントローラ部の回路規模が肥大化しそう。
   FETの増幅回路のNFにも原因があるかも。

   もちろん、もっと良い環境(屋外の高い場所)にエレメントを出せば、ノイズは下がると思います。
   今回は1階の居間の窓際に張ったので、正しい評価ではないですが。



今回の評価では、結局、あちこちのパーツを交換したり、手直ししたりすることで、パラメータが
増えてしまい、やや収拾がつかなくなってしまったことが問題となってしまいました。

実は、最初に買った商品のループエレメント部(エレメントもアンプ回路も)作り替えたものを
使用して評価しましたが、うまく動かなかったり、動作が怪しかったりして結果をまとめられなかった
ため、レポートには書きませんでした。

最終的には、エレメント、アンプ部を完全に自作して、アンプ回路も別回路にして・・・、
と考えていますが、それではオリジナルの商品のコンパクトさや携帯性が全くなくなりそうですので、
意味がないかな~?とも考えています。


まとめると、
 ‐ι覆箸靴董安価で非常にコンパクトにまとめられており素晴らしい。
◆|4電池2本だけで同調型のループアンテナを構成しており、すごい。
 スイッチングノイズを考えなければ、3Vを使ってバリキャップを制御する考え方は悪くない。
  (スイッチングノイズがあるから、こういう考え方をしないのであるが・・・)
ぁ.好ぅ奪船鵐芦麩のノイズが結構ありそうで、対策が必要であろう。
ァ.▲鵐廚FET 1石でシンプルな回路で、10dBくらいのゲインを得ているので十分な性能。
Α…祺然覆覆世韻乏謄僉璽弔筌僖奪院璽献鵐阿貌颪あるので、取り扱いが意外にデリケート。
А‐ι覆良兵舛北簑蠅ありそう。
─.轡鵐廛襪BCLを楽しむためには、そこそこ使えそうなアンテナである。(安いし。)
 (DX受信には向かない。)
 屋外(アウトドア)でループを木の枝などに引っ掛けて、ポータブルラジオで軽く短波を
  聴くようなスタイルがちょうどいいみたい。(固定でじっくり使うアンテナではないかな?)

という感じです。

※中波受信については記載できませんでした。
 中波モードに切り替えて同調させることで、結構受信できました。
 同調が結構クリティカルでした。ノイズの大きさはあまり感じないかな・・・?
 こんな小さなループで中波帯もピックアップできるのは素晴らしいかも!?
 中波用のコイル追加の考え方をもう一度検証してみたいです。
 また追加レポートが必要かな・・・。ちょっと面倒くさいです・・・。

2~3k円で購入可能なので、遊びの範囲で使える方は試してみてください。(2~3kが惜しくない方のみ)
でも場合によっては着荷不良もありそうなので、ガッカリしないことは大事です。

このアンテナを使うよりは、私が愛用している 広帯域トランス使用のワイヤーアンテナ
シンプルかつ高感度(?)でいいように思いますが…。

(以上の記述は、書き間違い、追加情報など、後で修正するかもしれません・・・)

feed DEGENの31MSについて~大まかなまとめ~その1 (2018/8/17 17:42:50)
今日は涼しい秋のような日。酷暑がいったん終わって、高原にいるような感じ。
体調がよくなってくれればありがたいのですが・・・。

さて、以前、この安価なループアンテナ: DEGEN 31MS  について簡単に書きましたが、
あの後にいろいろ調べたり(!)、修理したり(?!)、新しく作ったり(?!)、評価し直したり(!)、と
やりましたが、何とも忙しくて、体調もよくなかったので今頃になってしまいました・・・。

以下、写真なども入れながら書きたいと思います。


商品はこれ ↓
イメージ 1

で、メインは、

 .襦璽廛┘譽瓮鵐(バリキャップとFETアンプ内蔵のアンプ部とループエレメントが一体化のもの)
◆.丱螢ャップ制御用コントローラ(単4電池ボックスと電源スイッチ含む)
 ループ部とコントローラをつなぐケーブル

です。(その他、こまごま入っていますが・・・)

で、最初に一つ購入しましたが、買ってすぐの設置中にループエレメントがアンプ部から
抜けて(取れて)しまって、中身をばらすことに・・・。

どうーも接続系がわからず、仕方なしに回路の解析をすることに・・・。

そんなことをしているうちに、これじゃぁダメだ!ということで、並行してもう1セット
購入手続きをしておき、作業を進めました。


アンプ部の中身はこんな感じ ↓
イメージ 2


*左上の石がFET(型式は不明。ネット上ではいくつかの事例が書かれていますが。)
*その下がバリキャップ:1SV149
*真ん中はステレオの3極ジャック(根元はGND、真ん中はバリキャップ制御用電圧、先っぽはFET用電源)
*その上は、短波帯、中波帯切り替えスイッチ(中波にすると、インダクタが追加されるみたい)
*右のコイルは、中波同調用の追加コイル:インダクタ(らしい)。

という構成。

で、いろいろといじり回して修理しましたが、イマイチ動作が怪しいので、新たに届いたもう1セット
にてデバッグを進めました。
(一つ目のコントローラも開腹したことで、やや中身がこんがらがってやや心配な状態。)

しか~し!届いたほうのコントローラが電源ON直後に モクモク~と煙が~!

中を開けてみたら、どうもマイクロインダクタが焦げていました。(最初は固定抵抗器かと思った。)
何だったのかな・・・?

ということで、
ループ部は2つ目のほう、コントローラは1つ目のほうを使ってデバッグを進めました。


さて、コントローラについて検証してみました。
非常に小さいユニットに、かなり詰め込まれている感じ。
*単4が2個の電源ボックスが全体の2/3くらいを占めています。
*バリキャップ電圧調整用可変抵抗(ボリューム)
*電源スイッチとLED
*ループ部からのケーブルがつながる3極ジャック

バリキャップ制御電圧は、0V~13Vくらいまで出力されています。
でも電源は最大でも3Vです。ということは、DC-DCコンバータで昇圧しているな・・・!

となると、作りしかないぞ、と考えて、このようなものを購入して準備しました。
イメージ 3
 ↑ 以前のブログでも掲載したDC-DCコンバータ。
   2Vの入力を20Vくらいまで昇圧できるものを選びました。(電池2個=3V以下を入力にするので)

ここで、その1を終わりにして、次のブログに書きます。(ページが長くなるので)

feed 居間で楽しむBCL~その後 (2018/8/13 12:54:28)
久しぶりのブログです・・・。
年明けからのバタバタもやっと終わり、その件は落ち着いたのですが、
まだまだ仕事は問題山積みで、この夏の酷暑も手伝って体調がなかなか上がってきません。
年明けの手術の影響も抜けきらずに踏ん張りがききませんね~。
参っております・・・。  もうちょっと遊びたいんですが、どうも体が動かず、気力も沸いてきません。

そんな中、じわじわといろんなことも進めておりまして、
居間でBCLを楽しむぞ~! 」プロジェクトもその一つです。

居間の片隅にセッティングしたノートPCに「 ColibriNANO 」SDRを接続して、
受信ソフト「 ExpertSDR2 」を使って短波放送を受信します。

受信にはアンテナが必要ですが、より良い状態で使いたいので苦労しながらセッティングしていました。

最終的には、こんな感じのミニシャックになりました。
イメージ 1
 ↑ PCの左側に並んでいるのは、下から 
   MIZUHO SX-101 プリセレクター
   自作LOOPアンテナ:RNR-LOOP用コントローラー&プリアンプ
   自作LOOPアンテナ:LOOP10用コントローラー(電源供給BOX)
   PC用スピーカー

   後ろには、3chアンテナセレクター:DIAMOND CX-310

さて、アンテナについてですが、最終的につないだものは以下の3種類です。

|召BCL(DXer)の影山氏設計の LOOP10 (原典はデルタLOOPです。)
BCLのNDXCで紹介されているシンプルなアクティヴLOOPの RNR-LOOP300
 (当局の自作の師匠の助言で改良してあるので、その師匠のサフィックスを名前に付けている)
B膺別祇気鵑離ット:DWRATを使った 広帯域トランス使用BCLワイヤー



については、最初に適当に張っていたためいまいちの受信性能でしたが、頑張って自宅の南側から
東側に広く張り直したため、かなり受信性能がアップしました!
エレメント長は、10mもないかなぁ・・・。
このアンテナだけでも大抵の短波放送は楽しめます。

ただ、どうしてもローバンドの感度が非常に悪くなってしまったので、これだけでは全バンドを
カバーできません。(これにはいくつかの原因がありそうですが、後述します。)

そのため、全バンドを高感度、低雑音で受信できるループアンテナが必要です。


まず準備したのは、△里なり以前から使っている
「シンプルなアクティヴループアンテナ:RNR-LOOP300」  です。

これは、約3m(直径約1m)のループ部(ループアンテナとして同軸ケーブルの外被を使っています)、
    バリキャップ(1SV149x4)による同調回路、
    インピーダンス変換用トランス回路(1:1バラン、1:9変換トランス部)、
をアンテナ直下のユニットに内蔵させ、
    FET(2SK125x2)のアンプ部と、
    12V電源部
をシャック内の専用BOXにまとめて設置するタイプです。

「フラフープアンテナ」、で検索すると内容がわかるかと思います。
これを2階のベランダに設置しました。
イメージ 2
 ↑ 壁に近いです。天井からぶら下げています。フラフープが折れて格好悪いです。(改善予定)


次に準備したものも以前から使っていた
「ローノイズ非同調型広帯域ループアンテナ:LOOP10」   です。

以前は、2階のシャックで使っていたので屋根裏に設置していましたが、そこからの移設です。

しかし、屋外に設置するためにきちんとした構造物にするために 未来工業のビニール電線管
使って四角いループを構成しました。(私のお気に入りのやり方です。)
イメージ 3
 ↑ 最初の構成。この状態でループ部は 約5m あります。
   ループはデカいほうが高感度! で作ったことがあとで災いすることになるとは・・・
   エレメントは、 8D-SFA という太い同軸ケーブルの外被を使っています。

イメージ 4
 ↑ 樹脂BOX内にLOOP10のアンプ回路ユニットを内蔵させます。完全防備です。
   最終的にはこのアンプ部は、プチプチでぐるぐる巻きにして温度の影響を低減させました。

このLOOP10は上記の通り、非同調型で、長波帯から短波帯の帯域を十分カバーします。
(ハイバンドはやや感度が落ちるかも。同調型ではないので使いやすいです。
 ただ、販売されておらず自作するしかありませんが・・・。自作本が出ています。)

このLOOP10の性能を発揮させるためには、アンプ部のNULL(ヌル、ナル)調整が欠かせません。
差動増幅回路で構成されていますので耐ノイズ特性は良いのですが、さらにノイズを相殺するための
調整過程(手順)が設定されています。

今回は構造を変えたこともあり、アンプ部もしばらく調整していなかったので、再調整しました。
ところが・・・、何度やってもノイズが高い・・・。
何度も何度もやり直しても満足できない状態。

悩んだ末に、約3mの同軸ケーブルのエレメント(これはループアンテナの調整やデバッグにいつも
使用しているもの)をつないで受信してみると、
  な、なんと、とても静かで高感度!
です。
どうやら最初に使っていたエレメントがあまりに大きく(長く)て入力レベルが高すぎたらしい、
というのが原因だったようです。
ということは、今までもそうだったのか・・・、どおりでややノイジーだな、と思っていたのですが・・・。

この結果により、パイプを短く切り直して全体を小さめに作り直しました。(約3.5mほどのエレメント)
さらに入念なNULL調整(やや邪道ながら、通常の半固定VRだけでなく、差動増幅器ので夏設定用VRも
やや動かしてノイズに注目して調整)を行いました。

これをベランダに上げ直しました~。
イメージ 5
 ↑ 最初はここに目いっぱいに展開されていましたが、随分小さめになりました。

この状態で受信したところ、ノイズレベルが31mb(9MHz帯)でも10dBほど下がりました。やったね!



これでやっと受信システムが出来上がりました。
結構長い時間と調整回数を要しましたが、一安心です。

しかしながら、これらのアンテンは2階のベランダに設置してありますので、
1階の居間まで同軸を引張る必要があります。

どうしても窓を通す必要がありますが、穴はありません。仕方ないので、
窓用のすきまケーブル 」を多めに購入して対応しました。
イメージ 6
 ↑ 実はテレビ用などに使うタイプです。したがってインピーダンスは75Ωだと思います。
   50Ωではないので不整合を起こしますが、BCL用なので良しとしています。
   FコネとBNCの変換が付属しています。若干寸法が合わず、50Ωケーブルのコネクタと嵌合が
   悪いので少しやすっています。
   アマチュア無線には使えませんよ。

こんな感じで使っています。
イメージ 7
 ↑ このインピーダンスの不整合のためか、広帯域Tランスワイヤーの低SWR特性が悪化しているみたい。
   だからどーバンドの感度が悪いのかも?(SWRは悪化している感じ)
   ワイヤーが短いせいだとは思うけど・・・。



夜な夜なあちこちのバンドをワッチして楽しむことができるようになりました。

アジア諸国、ヨーロッパ、アフリカ、北米、南米のいろんな放送局から飛んでくる電波を
キャッチできています。
でも真面目でもなく、真剣過ぎでもなく、のんびりとやっております。
楽しめる範囲で遊んでいます。

アマチュア無線のワッチにも使えるので便利ですね!  

feed 2018オール群馬コンテストに久々に参加 (2018/5/20 21:20:03)
今日は、JARL群馬県支部主催の「 オール群馬コンテスト 」に5年ぶりに参加しました。
この時期、仕事や体調不良などでなかなか参加できませんでしたが、ほ~んと久しぶりでした。

このコンテストの日程は、19日(土)20時~24時と20日(日)6時~12時でしたが、土曜日の夜は参加
できなかったので、日曜日の朝からの参加としました。

朝早くに自宅を出発しました。と言っても、車ではなく自転車です。
移動用の荷物をたくさん自転車とザックに積みこんで、漕がねばなりません。

移動場所は、自宅からほど近い市内の「 観音山ファミリーパーク 」の少し上の道路っぱたです。
自転車でヒーヒー言いながら標高200mあまりの高台まで上って行きました。
イメージ 1
 ↑ 自転車の荷物はこんな感じ。まだ積めそうですね。大きなキャリアーを買うかな・・・。
   さすがにランドナーだと荷物が積めていいです。でも疲れましたが…。

少し遅刻気味に6時過ぎに到着。てきぱきと設営をして、6時半過ぎには着席できました。
イメージ 2
 ↑ 運用場所ではこんな感じ。ローカルさんに教わったアウトドア用の折りたたみテーブルと
   リラックスできる折りたたみチェアーが抜群に良かったです。ラクチンでした。

今回は、50/144/430MHz(V/UHFマルチ)のCW(電信)、QRPでのエントリーでした。(私は県内局)
沢山の交信はできませんでしたが、そこそこ楽しめました。

イメージ 3
 ↑ 無線機(FT-817ND)回り。日当たり抜群なので、銀マットで無線機を保護。
   熱で壊れちゃうからね・・・。
   電源は、Li-Fe-Poバッテリー:8400mAです。6時間の5W/CW連続運用にも十分にもちました。

イメージ 4
 ↑ アンテナは、50MHz:SKYDOOR、144MHz:RH-770、430MHz:自作八木
   144は力不足でした・・・。

あまり多くの局とはQSOできませんでしたが、そこそこ楽しめました。
入賞などは無理でしょうが、参加できてよかったです。
ローカルコンテストですが、もう少し参加局がいてもいいように思いました。寂しいですね。

feed 自宅の居間でBCLを楽しむ (2018/5/14 20:39:13)
前回のブログでも書きましたが、拙宅2階にある自分の無線/BCLシャックで遊んでいると
何だか寂しいので、
1階居間の隣の和室でBCLなどをできないかなぁ~Project!(笑)
をず~っとやっております。

まだまだアンテナなどを整備しないと受信状態が悪いのですが、まず第1段階目として、
ループアンテナ2種(なんちゃってループ、DEGEN 31MS)と
広帯域トランス使用ワイヤーアンテナ(大進無線のキットです。)
を設置したので、これでSDR(PC+ColibriNANO)を使いながら遊べるように整ってきました。
(家族からは、やや冷たい視線が・・・。)
同時にこれらを切り替えるアンテナセレクタまで設置しちゃいました~!
PC用のBluetoothスピーカーがいい音出してくれていますし。
(※このBluetoothスピーカーのMicro USBコネクタが数日前に「もげて」しまって大騒ぎ!
  仕方ないので何とか開腹手術し、USBケーブルを基板に半田付けで直結してしまいました。
  100円ショップのUSBケーブルで修理できたので一安心。うまくいってラッキーでした。)

イメージ 1
 ↑ こんな感じになってきました。ミニシャックですが、ColibriNANO SDRが高性能なので
   いろいろ遊べて楽しいです。

やはり自作の なんちゃってループ の性能が予想を超えて素晴らしい(手前みそ。でも本当に意外)
ので、それなりに放送が聴こえてきます。

一方で、DEGEN 31MSは今一つ(二つ、三つ・・・)であり、今後の改良、実験などが楽しみです。
(2つ購入したことで、回路や動作がわかってきて、故障部分も修理でき、改良ポイントも見えてきました。)

また、以前から使用している 広帯域トランスを使用したワイヤーアンテナ も、もう1個別に
製作して設置し、ループアンテナの補完に使うと結構面白いなぁと感じています。
このアンテナ、オープンエアーな場所にしっかり張ってみたいなぁ~!と真剣に考えてしまいます…。
性能は素晴らしいと感じているので。


今後は、念のための受信アンプの自作とDEGEN 31MSの改良やこの回路をまねた自作、などを
やっていきたいと思っています。

とは言いながら、仕事も資格試験の勉強もあり、何かと時間が取れません…。
体調もいまいちだし・・・、ね。

ま、のんびり遊びたいですわ~。

feed 市販の安価なBCL用ループアンテナ試用~その1 (2018/5/5 22:30:11)
前回のブログにも書いた 自宅1階の居間で  ちょいBCL  を楽しむために、
いろいろと簡易で遊べるアンテナを物色したり、試してみたり、検討したり、…をやっていました。(います。)

そんな中、かなり以前から気になりつつも手を出していなかったアンテナがありました。

DEGEN 31MS という安価なアクティブループアンテナ、です。
イメージ 1
 ↑ 商品の外観

イメージ 2
 ↑ 中身・・・

まだ評価中、かついろいろなトラブルがあって検証が終わっていないので、詳細はまだブログに
書きませんが、表面だけ書きたいと思います。


買値としては、2kくらいから8kくらいまで様々です。(7~8kは高すぎるよね~。)
私は2k少々で買いました。

このアンテナをちょこっと試しましたが、簡単に書けば、
*値段なりの性能であり、
*初歩的なBCLの受信アンテナには使えますが、
*ちょっと遠くの局を聴くにはあまり適さないかな、
という感じです。
もちろん、評価はいろいろあって、試した方の環境や受信機の性能、セット方法などで、
良い/悪いが結構分かれているようです。


実はこのアンテナを最初に1セット購入し、そのすぐ後にもう1セット購入しました。
理由や背景は、後日のブログに書きたいと思います。

で、いろいろあって・・・、こんなものを購入しました。
イメージ 3
 ↑ さて何でしょうか・・・? DC-DCコンバーターです。念のため2セット買いました。
   何のために買ったか? これもいずれ書きたいと思います。

このアクティブループアンテナ、ループ部の制御は
*V149バリキャップ 1個を使ったオーソドックスな並列共振回路と
*FET 1石を使った極めてシンプルなRFアンプ、
*中波帯に対応するためのインダクタ、
*短波/中波の回路切り替えSW
などで構成されているようで、

コントロール部(コントローラー)は、
*単4電池 2個の電源部と、
*この電圧をバリキャップ制御に使えるように昇圧するDC-DC Conv.部
などで構成されているようです。

(でも意外に面白い回路構成でもあるので、勉強になりました。)

アンテナワイヤーもコントローラーとの接続ワイヤーもラジオとの接続ワイヤーもすべて、
安価で細いケーブルを使っているので、きわめて貧弱で危なっかしいものです。
イメージ 4
 ↑ ちょっとぶら下げてみたところ

まずは簡単な導入のみ書きました。

もし検討されている方がいらっしゃれば、安いお店から買って、遊び程度に考えて使ってみてください。
決して過度な期待は持たないほうがいいです。
中国製の安価な商品ですから、着荷不良(初期不良)も多いので、念のため。

(同軸ケーブルを使ったシールドループ+簡単な受信アンプのほうが性能が良いかも?です。)

feed ちょこっとデジ簡の運用をしました (2018/5/5 21:06:29)
GWももう少しで終わり。とは言っても、私は仕事も入っているので飛び飛びのお休みです…。

せっかくの休みになかなか無線の運用ができず、良いタイミングでの運用を考えていましたが、
親せき宅に寄った際に時間ができたので、短時間だけデジ簡のプチ移動運用をしました。

デジ簡無線機は最近手に入れた(ブログでも書いた)「 DJ-DPS70 」です。やっとデビュー!
というところです。

本日の運用場所は、標高(海抜)は100m以上ある場所ですが、民家に囲まれた地上高は低い場所からの
運用です。
でも土曜日でもあって、短時間運用ながらも県内局数局と交信できました。

イメージ 1
 ↑ DPS70のデビューです。
   Sメータ表示があるので、レポートも送りやすいし、信号が強いポイントも探しやすい!

やはり5W出力だとよく飛びますね。IC-DPR3/1Wの場合より、スムーズなQSOができた感じがします。
平地の場合は5W、山頂ならば1W、という使い方がいいかも。


また今回の運用では、サブchに移ってからのQSOで初めて「 秘話 」を使ってみました。
秘話コードは、フリーライセンス無線で暗黙の了解(?)になりつつある「 27144 」です。

呼び出しchで、「秘話でやります」というアナウンスを行ってからサブchに移って、再度呼び出す
ようにしました。
それでも問題なく呼んでいただけたので問題はないのかな・・・?と感じました。

秘話を使った交信はまだ賛否があるようですが、業務局の混信がない状態では、必ずしも秘話で
行わなくてはならない、という強制力はないように思います。
(いや、そんなことはない。遊びの無線の場合は秘話は必須である、という考えもあるようです。)

しかし、人口密度が高い都市部や、山頂移動のような広範囲なサービスエリアでの運用の場合は
秘話が必要だと感じています。

そういう意味で、無線機の設定の容易さにもよりますが、
*秘話コードを事前に設定しておくこと、
*秘話のON/OFFの操作方法をしっかり覚えておくこと、
が大事だと思います。

DJ-DPS70の場合は、27144の設定が簡単かつ予めできて、それが簡単に初期化されないため便利ですし、
秘話のON/OFFも簡単です。

秘話を臨機応変に使うことで業務局との無用なトラブルを防ぎたいですね。


それから余談ながら、ログを書きながら運用する際に、ボールペンの調子が悪い、というのは
結構つらくてイライラしますね。かなり重要なファクターだな、と感じました。
今回、ボールペンがかすれてかすれて、運用に使用が出ましたから…。
それから、ログ(メモ帳)と無線機、ハンドマイクをどうやって手に持ちながらスムーズな運用を
行うか、という基本的なノウハウも身につけねばいかんな、と感じた次第です。(今更・・・)


本日のログ--------- グンマMO919/1 高崎市(旧榛名町)移動
                DJ-DPS70/5W SRH350DH

グンマTR374/モービル 53/55  DCR-19ch 秘話あり
グンマAR125/モービル 55/M5  DCR-19ch 秘話あり
グンマHK509      57/M5  DCR-19ch 秘話あり
グンマ1328      58/56  DCR-22ch 秘話無し

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